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ふたりの時間再び(2)
「…うーん」
次に僕が目を覚ましたとき…
最初に目に入ったのは…シルクの顔だった。
また…シルクが僕の上に覆い被さって、
僕を見下ろしていた。
「…起こしちゃった…?」
「…ん」
「…大事に…しようと思ったんだけど…」
「…?」
「…やっぱ…やりたくなっちゃって…」
シルクは、モゴモゴと…小さい声で続けた。
「寝てるうちにやろうと…思ったんだけどさ…」
「…ん…」
僕はそれを聞いて、小さく頷くと…
再び目を閉じた。
そしてまた…寝る体勢に入った…
シルクは、僕の身体のあちこちを…
撫でたり、口付けたり…していった。
僕は半分、夢見心地で…その感触に浸っていた。
そのうち、彼のくちびるが…
僕の乳首を捉えた。
そして舌先で…その味を確かめるように、
チロチロと舐め始めた。
そして、もう片方の乳首を…
指先でコロコロと転がした。
「…ん…んんん…」
僕は…眠っていられなくなった…
乳首から、股間へと続く快感の導線が…
シルクの愛撫によって…
じわじわと覚醒していくのが分かった。
そして、僕のモノは…
だんだんと、熱を帯びてきてしまった。
「…んん…んん…」
僕は小さく身を捩った。
シルクが、僕のそれを…そっと握った。
「…んっ…ああっ…」
ついに僕は、大きくビクビクッと震えた。
「…寝てていいよ」
「…ん…んんっ…寝れないよ…」
「なんで?」
「…はっ…あ…だって…」
「感じちゃって寝れなくなった?」
「…ん…う…うん…」
僕は目を閉じたまま…
小刻みに震えながら頷いた。
「…じゃあ、起きて」
そう言いながらシルクは、僕の両足を開いた。
そして、いつの間にいきり勃った彼のモノが…
僕の中に、ゆっくり押し入ってきた。
「んんっ…んっ…」
奥まで入って…ビクビクと脈を打ち…
それは僕の中から、
じわじわ快感を覚醒させていった。
「んっ…ん…はぁ…あ…」
「はぁ…あ…気持ちいい…」
息を荒げながら、
シルクは腰を動かし、それを抽挿させた。
「あっ…あっ…」
揺らされながら僕は、声を上げた。
「はっ…あ…んんんっ…」
シルクは、ビクビクっと身体を震わせた。
その、最後のビクビクが…
僕を絶頂に突き上げた。
「ああっ…んっ…ん…」
僕の中に、
シルクの生温かい感触が広がると同時に…
僕のモノも吐精してしまった。
「はぁ…はぁ…」
目を閉じたまま、息を上げる僕の、
頬とくちびるを撫でながら…
シルクは呟くように言った。
「…ずっと繋がってたいな…」
そしてその手を滑らせ…
また僕の乳首に触れてきた。
「…はぁ…んんっ…」
僕は小さく首を横に振った。
「…ダメ…また、気持ち…良くなっちゃう…」
「…ホント?」
そう言って彼は、再び乳首に指を立てた。
「…はぁっ…あ…いや…」
「また気持ち良くなってよ」
言いながらシルクは、もう片方の乳首にも指をあて…
また押しつぶすように、転がすように…
丁寧に愛撫し始めた。
「…はあ…あっ…あ…」
両乳首を執拗に責めながら…
彼は僕のくちびるに舌を這わせ、
そのまま…口の中に舌を入れながら口付けてきた。
それらから伝わる快感の導線が、
まだ僕の中で…余韻でたまにピクッと脈を打つ、
彼のモノからの刺激と相まって、
僕のモノは、またじわじわと…
熱く…いきり勃ってきてしまった。
「はあっ…んん…」
シルクは、僕の口から離れると…
片手で僕のモノをそっと握った。
「もっかい…このままイクとこ見たい…」
言いながら彼はまた、僕の乳首に口を付け…
舌先でペロペロと舐めながら…
僕のモノをゆっくり扱いた。
「…はっ…あっ…ああっ…」
僕はまた、ビクビクと身体を震わせた。
「…あ…あ…また…イきそう…」
それを聞くとシルクは、僕の胸から顔を上げた。
「目開けて…」
シルクが言った。
僕はゆっくり目を開けて…
見下ろす彼の目を見つめた。
そして震える手を、彼の顔に伸ばしながら…
身体を、ビクビクと硬直させた。
「あ…はあ…イ…ク…」
彼は手を止めた。
「…んんっ…ん」
やっぱり目を閉じてしまった…
次の瞬間…握られた僕のモノの…その尖から、
再び愛液が溢れ出た。
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
僕は再び、余韻に大きく息を上げながら、
ビクビクと震えた。
さすがにシルクは、僕の中からゆっくり引き出し…
そして僕の身体を拭いた。
(シキの前でも、こんな風にイったのか…)
そう思うと、
シルクはやっぱり…やるせない気持ちになった。
「…ごめんなさい…」
彼の表情を見て…
僕の口から、つい…その言葉が出てしまった…
「…」
シルクは僕を見つめた。
「…いや…俺の方こそ、ごめん…」
そして力強く、僕の身体を抱きしめた。
「そんな悦い顔できるようになったんだもんな」
「…」
「むしろシキに感謝しなきゃね」
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