52 / 140
第52話
「ありがとう! これで僕らは今流行りのソフレだね」
「ソフレ、ってなんすか?」
「添い寝フレンド。略してソフレ。やっと君を落とせたよ。初めて会ったときに握手をした手が本当に温かくて、これはぜひとも専属湯たんぽにと思っていたんだ!」
(落とすって、そう言う意味だったのか……)
よろしくね、とふわふわの髪をグイグイ俺の胸に擦り付ける水無月の頭の上で、俺は痺れの切れた両腕を下ろしながら盛大にため息をついた。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
52 / 140
ともだちにシェアしよう!