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第6話 持ち得ない拒否権
北校舎で待つ熊原と雪野の元へと向かっていた。
久し振りに見かけた浦田の姿に、興奮した。
あれから何度となく浦田を犯した。
熊原たちと一緒に、浦田というオモチャで何度も遊んだ。
最近、浦田はオレから逃げていた。
逃げ回っていたのは、雪野に睨まれたくないからだ。
なんの恥じらいもなく股を開く雪野より、抵抗を見せながらも快楽に沈んでいく浦田の方が、オレの欲情を駆り立てた。
つい、雪野を放り浦田ばかりをかまってしまう。
そのせいで、雪野に妬まれ、恨まれるのが嫌で、オレから逃げ回っていたのだ。
全力で、探していた訳じゃない。
ただ、見つけたらハメてやろうとは思っていた。
「見ぃつけた」
職員室へと急ぐ浦田を見つけ、後ろから抱きついた。
オレの声に、触れる体温に、浦田の身体が跳ねた。
「遊ぼ?」
後ろから顔を覗き込み、無邪気に紡ぐオレの言葉の裏には、いやらしい空気しか存在しない。
捕まってしまったと諦めが浮かぶ半面、その瞳は逃げる算段に思考を巡らす。
でも、浦田に拒否権なんて存在しない。
職員室へと向いていた浦田の足を、熊原と雪野が待つ、北校舎へと転換させた。
北校舎へと入り、2階へと上がる階段の前で、後ろから浦田に抱きついた。
「げんかぁ~いっ」
そう。もう、我慢の限界だった。
勃起しすぎたチンコが痛ぇ。
足を止めた浦田の尻に、ごりごりとペニスを擦りつける。
ムードなんて、必要ない。
興奮に塗 れた性欲に従い、発情期の獣さながらに、浦田の身体でペニスを擦る。
「ほら、早く脱いで。これ、欲しいでしょ?」
立ち尽くしている浦田の手をオレの股間へと導く。
硬く勃起するその感触を確認した浦田の喉が、期待にごくりと鳴った。
触れてしまった熱源から、浦田は手を離せなくなる。
「もぉ~。脱がしてくれるの待っちゃうとか、どんだけ甘えたなの?」
大人のクセに、と嘲笑ってやる。
後ろから回した手で、浦田のベルトを外し、前を寛げる。
優しさなんていう不必要なものは取っ払い、下着ごとスラックスを腿まで押し下げた。
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