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第8話 羞恥に炙られる身体

 階段の横に設置されている大きな鏡。  使わない手はないと、鏡側の浦田の足を持ち上げ、一段高い場所に据え置いた。 「ほら、見てみ?」  言葉に従い、鏡へと瞳を向けた浦田は自分の痴態に、(おのの)く。  ずるずると出入りを繰り返す俺のペニス。  孔を出入りする姿が、丸見えだ。  すべてを飲み込ませない浅いピストンが、赤黒いペニスのグロさを余計に際立たせる。  引き摺られ捲れる内襞が、いやらしくまとわりついてくる。  真っ赤に色づき、いやらしく蠢く舌をも、鏡に曝す。  粘膜を人目に曝される行為に、羞恥に炙られた浦田の身体が、熱に焦げていく。  興奮と羞恥に焼かれた浦田の吐息が、熱く短く継がれ、気温すらも上昇させる。 「もっと欲しいんなら、ちゃんと強情らなきゃ、ダメでしょ?」  わざとゆったりと出し入れを繰り返しながら、教えてやる。 「ぁ、ぁ…、もっと、……ずぼずぼ、してっ。僕のエロ孔に、奥に、…出してぇ。奥まで、…犯してっ」  ぐずぐずに溶けた瞳で、鏡越しにオネダリする浦田。  堪えきれない小さな嬌声を零しながら、はしたなく腰を振るい、オレを煽る。 「及第点、かな」  ずるずると再び、その熱い肉の孔へとペニスを押し込んでいく。 「ぁ、あ……」  ふるふると腿を震わせながら、浦田は悦を貪る。  尻肉を左右に押し開き、小さく揺すった。  巻き込まれ内へと隠れてしまった襞を、尻を開き、引き摺り出した。  オレのペニスの周りで、赤く爛れた内襞がねっとりとした蠢きを見せる。  あまりにもいやらしい視界に、興奮が股間を直撃する。  一回り育ってしまったオレのペニスが、こつんと当たる奥の壁。  何度も何度と突き破られ犯されたその口は、先端でねっとりと(なぶ)るだけで、オレのペニスを舐り始める。 「この奥、入れていい?」  こつこつと先端を押し当てるオレに、浦田の膝が、だらしなく外へと開く。  もっと奥へと誘うように浦田は、(なまめ)かしく腰を揺すりながら、緩んだ孔でオレのペニスを舐めしゃぶる。  ダメだなんて、言わない。言うわけがない。  性欲に飲まれた身体は、ただ気持ちのいい快感を追いかける。  犯して欲しくて、羞恥も理性もかなぐり捨てて、貪欲に快感を求め、淫らに腰を揺るがせる。 「ほんと淫乱。エロいコト、大好きだねぇ。中も外も、ぐずぐず」  くくっと笑ったオレは、腹を破る勢いで、一度引いた腰を突き()れた。  ぐぷんっという締まりを通り抜ける感覚に、結腸の中へと亀頭が嵌まる。

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