俺は教室を去る２人の背中を、嫌悪に塗れた瞳で見詰めていた。 「今度なんて言わないで、今やろうよ？」 　こてんと首を傾げ、無邪気に進言してくる阿妻の声に意識を戻す。 　俺のペニスと指を咥え、これでもかと開かされた雪野の孔の縁を、阿妻の指先が滑っていく。 　俺の両手を掴んだ阿妻は、雪野の中に飲み込まれている指を、ゆっくりと引き抜いた。 　くぱくぱと蠢く雪野の孔に、阿妻の熱いペニスが触れる。 　期待と興奮と不安と怯え、すべてが入り交じる雪野の瞳が俺を見やる。 　少しでも気を逸らせていた方が、すんなり挿入(いれ)るコトが出来るかと、触って欲しいと強情られた雪野の乳首に手を伸ばした。 「ぁ、………ん…」 　摘まみ捏ねる指先に、雪野は満足そうに吐息を漏らす。 　逸れた意識に、阿妻は腰に力を入れた。 　俺のペニスまでもが押し潰されそうな圧迫感を伴いながら、阿妻が隙間を抉じ開け、侵入してくる。 　滑る孔に、ぐぬんっと阿妻の亀頭が飲み込まれた。 「ひんっ………」 「キッツ………」 　衝撃に引き攣る音を漏らした雪野と、あまりの締めつけに呻く阿妻の声。 　緩いといったところで、２本のペニスを入れるには雪野の孔は、まだ狭い。 　ただ、いいだけ嬲られた孔が、裂けるコトはなかった。 「阿妻、もう少し挿れろ」 　俺の言葉に、にたりと笑った阿妻が腰を進める。 　一番の難所が飲み込まれれば、少しぐらい押し込むのは簡単だ。 「ぁ、ぁ……」 　俺の言葉に従い、阿妻のペニスがずりずりと奥を目指した。 　あり得ない太さで拡張される尻孔に、雪野が瞳を白黒させる。 　俺の亀頭の直ぐ傍まで挿入した阿妻が、一旦動きを止めた。 「もうちょい馴染まないと動けないわ」 　３人が３人とも動きを止めている。 　それでも隙間なく触れているために、阿妻のペニスの拍動も、雪野の襞のうねりも、俺の股間を刺激する。 「ぁあ、我慢できねぇ……」 　ずずっと微かに引き抜き、抉じ開けるように押し戻す。 「ぁ…、ぁあ、ひ、ぁ……ぁん……」 　ずるずるとゆったりと擦られる感触に、雪野が啼く。 　雪野の後ろで動きを止めている阿妻は、ふぅふぅと獣染みた息遣いで、快感を往なしていた。