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第一章・6
「んんぅ!?」
薄く開いた遥の唇から、ブランデーが口移しでもたらされてくる。
深く口づけ、了は口内の酒を遥に全て与えた。
「んぁ、はぁ、はぁ」
「美味かったか?」
「あ、ありがとうございます。とても、美味しかったです」
了は、遥の返事に気を良くした。
(この子は、テストがすでに始まっていることを承知している)
だからこそ、取り乱したりせず、いい返事を寄こしたのだ。
利発な子だ、と思った。
(だが、いつまで続くかな?)
「今の行為で解ったと思うが、お客様は着衣のままであれば、商品に何をしても許される。そして、何をさせることもできる」
了はそう言って、ショコラを遥に手渡した。
「食べさせてくれ」
「はい」
遥は先ほど了がやったように、口移しでそれを与えた。
口の中で蕩けてゆくショコラの甘さに気を取られていると、胸に突然刺激が走った。
「んぅッ!?」
「敏感な乳首だな。すぐに勃ってきたぞ」
アクアスーツの上から、了が遥の乳首をかりかりと引っ掻き始めたのだ。
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