44 / 87

第七章 困ったお客様

 深夜、遥はビルの地下三階で、ゴールド会員にその身体を弄ばれていた。 「あぁ、う。くぅッ、んんぅ!」 「ずいぶん感じるようになったな。せっせと通って開発した甲斐があった」 「あ、ありがとう、ございますぅうッ!」 「可愛いよ、遥。さぁ、これからどうして欲しい?」 「僕の、奥まで。あ! はぁ、あぁ、んんぁ!」  遥の言葉に、会員の遠山(とおやま)は太くて長いバイブをさらに奥まで進ませた。 「ひぃ、あぁ! ヤぁ、ああ!」  遠山はバイブの振動をマックスに設定し、遥の体内を掻きまわした。 「や、止め……ッ! 僕、もう、もう、ダメぇえ!」  何度でもイかされ、しまいにはぐったりとしてしまう、遥だ。  そこで、遠山は初めて彼に挿入する。 「う、うぅ。はぁ、はぁ、うぁあ……」 「すっかりナカもほぐれて、具合がいい。お前は最高の商品だよ、遥」 「ありが、とう、ございます……」  涙と唾液を流し、遥は成すすべもない。  ただ、遠山に犯されるだけだった。  脱力し、揺す振られるだけだった。

ともだちにシェアしよう!