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第十二章・5

「了さん。僕、シャワーを浴びてもいいですか?」 「ホントに綺麗好きだね、遥は」 「いえ。こんなに広いきれいなバスルームでお風呂に入るのって、最高に贅沢で」  可愛い遥の返事に、了は額に指を当てた。 「……悶絶しそうだ」  では。 「一緒に入ろうか!」 「ええっ!?」 「洗いっこしよう」 「背中の流しっこ、とか普通言いません?」  恥じらいながらも遥は、了と共にバスルームに入った。 (了さん、まさか闇クラブにお風呂造る、とか考えてないよね?)  そうなると、また妙なプレイをやらされそうで怖い。  バスタブに浸かり眉根を寄せていると、急にペニスを掴まれた。  「ひゃあッ!」 「何か邪なことを、考えていたか?」 「そ、そんなこと。あ、やぁんッ!」 「悲鳴ばかり上げてないで、私にも同じようにしてくれ」  全くもう、と遥は半勃ちの了を手にした。 「すでに元気じゃないですか」 「遥も、勃ってきたぞ」  二人でペニスを愛撫し合い、やがて向かい合わせで抱き合って性器同士を擦り付け合った。 「あ、はぁ、あ。んぁあ、ん。っく、あぁあ……」  ぎこちなく腰を動かす遥に、了は新鮮な喜びを感じていた。

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