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第10話

胡座をかいた先生に這い蹲るようにして、勃起に舌を伸ばす。 生まれて初めてのフェラチオ。 ....まさか、自分が男のモノを咥える羽目になるなんて思いもよらなかったけれど。 ピッ、ピッ、と機械的なシャッター音の中、先生に教わりながら、フェラをした。 横から咥えたり、舌を出すと先生の勃起を乗せられたり。 先生のちんぽはボディソープの香りがし、特に嫌な感じはなかった。 ただ、唇と舌で感じる不思議な感触。 「じゃ、そのまま、ゆっくり咥えてごらん」 先生の勃起を握り、口に沈めていくと、またピッ、とシャッター音。 「手を離して、舌を使ってごらん。歯が当たらないように」 はい、と答えるつもりが、口はちんぽで塞がっているので、もがもがと返事した。 教えられるまま、口で先生の勃起を愛撫する。 しばらくすると、僕は瞼を閉じ、舌を絡ませながら口でゆっくりピストンしていた。 「飲み込みが早いな、祐希。気持ちいいよ」 気持ちいい、と言われると嬉しくなる...ゲイじゃないのに....。 おかしいな、どうしちゃったんだろ、僕....。 「頬もピンク色で色っぽいな、祐希。いい絵になりそうだ」 先生の勃起を味わうように咥えながら、先生の声が遠くに聞こえる。 「....美味しいか?祐希」 瞼を閉じ、先生の勃起を深く咥えたまま、僕は頷いていた。 執拗に、ピッ、ピッ、とシャッター音が響く中、僕は抵抗なくフェラを続けていた。 「じゃ、祐希。勃起を離してごらん」 ゆっくり口から勃起を抜くと、涎なのかはたまた先生のカウパーなのか、唇から糸を引いた。 その瞬間もシャッター音が鳴った。

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