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えっと、まずはチームを紹介します!(10)

 彼は目尻が垂れており、眼鏡をかけている彼は見た目どおりのとても気の良さそうな優男だ。  年齢はおそらく四十そこそこだろう。ベテランで、勤続年数は二十年も超える。年齢もさることながら、様々な経験もしている彼は丞にとっても頼れる人物である。  会社から言い渡されたプロジェクトは以上の五人で行っている。  人数が少ない分、仲違いもないし伝言も上手く進む。おかげで今のところは当初の計画通り好調だ。 「あ、はい。大丈夫です」 「顔色が悪いね、きちんとご飯は食べているかい?」  気がよさそうな田牧は、宝の父親と同じくらいの年齢だからなのか、どこか自分の父のように思えて何でも話してしまえる。だから彼は宝が小食なのを知っていて、こうして心配してくれるのだ。  自分のことを心配してくれる存在が社内にいるのは宝にとって、とてもありがたいことだ。

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