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トラップ 1
「ユウタ・・・ああっ、ユウタ」
泣きながら叫んでる姿を堪能する。
ホテルの一室だ。
ベッドの上で新しい少年を犯していた。
自分に完全に堕ちたから、楽しい。
自分から服を脱いですがりついてきたのだ。
とりまき達は外にだしている。
思っていたとおり初めてだった。
大事に慣らしてやった。
初めては大事だ。
ここでイカせてやれば、その後行為するのを嫌がらなくなる。
「ユウタ、好きぃ、ユウタぁ!!」
少年はガクガク痙攣した。
いい感じにイった。
ここからが本番だ。
ユウタはまた揺すりながら、悲鳴をあげさせ、携帯を手に取る。
「ああっ!!やめ・・・動かないでぇ」
少年は中から射精させられ、そのまま動かれる感覚に混乱して泣くが、また痙攣している。
このまま後ろだけでイケるだろう。
「いいよ、入っておいで」
外で待ってる取り巻きを呼ぶ。
今回は男だけだ。
待っていた取り巻き達が入ってきて、ユウタに貫かれたままの少年は怯えた顔をする。
だが腰を揺すってやったなら、声をあげて感じてしまう。
もう何をしても感じるモードになっている。
だからこそ、ここで教え込む。
「オレのために、してくれる?」
ユウタは優しく囁き耳を噛んだ。
激しく突き上げてやる。
少年はまたイク。
生まれて初めての快感の連続で訳がわからなくなってある。
「いいよね?ね?」
強請ったら、何を頼まれるか分からないくせに泣いてうなづいた。
「可愛い、好き」
キスしてやった。
ゆっくり引き抜き、キスだけはつづける。
取り巻きの1人が少年の腰を抱えた。
ズボンはとっくに下ろしてる。
キスでユウタが宥める間に、ユウタの精液が零れるその穴を取り巻きが犯し始めた。
声をユウタの綺麗な唇が塞ぐ。
ビクンビクン
敏感になっている身体はユウタ以外でも反応した。
それをユウタは褒めるように髪を撫でてやった。
「可愛いよ、もっといやらしいところみせて」
ユウタは囁き、ここで感じることを教えてやった乳首を摘んであげた。
取り巻きは少年の穴を楽しみだした。
笑いながら、貪る。
「なんで?ああっ!!ふうっ、ああっ!!!」
少年は混乱しながら感じてる。
ユウタ以外でも感じてしまうのが、こわいのだ。
「気持ちいいねぇ・・・いいよねぇ?」
ユウタはささやく。
気持ち良かったことにしてしまうのだ。
こうやって、何人にも犯されることを合意だったことにしてしまうのだ。
ユウタへの恋心で始まった、ユウタだけに抱かれるはずだったセックスを変容させて、同意でしたことにしてしまう。
「可愛い、大好き、いやらしいところもっと見せて?」
優しく囁き、ユウタは自分ではない男に貫かれている少年の胸にキスして、そこを愛し始める。
「可愛い、好き。最高」
その甘さに、少年は、疑問を封じ込め始める。
これでいい。
ユウタは好きでいてくれる。
ユウタが好き。
好き。
「オレも好き」
ユウタは優しい微笑みで少年を溶かした。
少年は好きでもない相手に中に出されてイった。
「咥えてあげて?」
ユウタが言うから、また別の相手の性器を咥えて、また違う他の男の性器を後の穴に挿れられてももう構わなかった。
喉を犯され、中を犯され。
でも、その間ずっとユウタは身体を撫でたり、髪にキスしてくれた。
そこから、入れ替わり立ち代わりやってくる連中に犯され続けた。
取り巻きじゃない大人も混じり始めた。
ユウタの知り合いの怖い人達だ。
でも、ユウタが褒めてくれるから。
沢山イって、沢山鳴いて、沢山飲んだ。
最後はユウタが身体を綺麗にしてくれて、抱きしめてくれて。
一緒に眠ってくれたから。
少年はいいかな、と思った。
「オレのために頑張ってくれる?オレ達の夢のために」
そう囁かれて、頑張ろうと思った。
ユウタが好きでいてくれるなら、なんでも出来る。
少年はうなづいたのだ。
ユウタ、好き。
好き。
ユウタは少年が眠るとタバコをくわえた。
これで、なんでもしてくれるようになる。
だが、ここまで持ってくるのは正直大変だ。
セックスしたくてたまらなくなって、自分から来させるようになるまでが大事なのだが、頭のネジが最初からない連中とはいえ、それなりの手間はいるのだ。
何より、もう飽きてきた。
最後に突き落とすのが嬉しみなんだが、そこまでコイツらに奉仕するのがもう嫌になってきている。
時間をそんなにかけたくない。
「カウントCDか・・・」
アイツが言ったことがユウタは気になり初めていた。
アイツ。
突然現れたアイツ。
通りでだるまさんが転んだ、を始めていたアイツ。
アイツについては調べた。
アイツが名前をだした人間に直接問い合せた。
面識はないが、何人かを繋げば連絡先位は手に入る。
それくらいには名前が知られているヤツだし、ユウタもそうだ。
ユウタとは違う方向の悪党だ。
やり過ぎてるからそのうち死ぬ。
あまり関わりにはなりたくないタイプではある。
だが、情報の裏はとらないと。
「仲間じゃないが、知っている。非合法なことはしてない、コッチのヤツじゃない」
そうとだけ教えてくれた。
「カウントCDは?」
聞いてみた。
「そんなモノは儲からない」
そう言って笑われ切られたが、存在の否定はされなかった。
確かに。
中毒性のない麻薬では商売にならない。
何をしてでも欲しがるからこそ、金になる。
それにセッティングに手間のかかるというカウントCDは商売になりにくい。
誰にでも効くわけではないという話だからだ。
すぐに、誰でも効いてこそ、麻薬だからだ。
でも、ユウタには使い道がある。
子供達を早く堕とすにはいい。
現実を忘れさせる手間が省ける。
酒や咳止め薬やバカ騒ぎで、現実を忘れさせ、優しい言葉で恋に落とすのがステップだが、現実を忘れさせるのを簡単に出来るようになるのはいい。
何より、1枚CDがあればいいというのは麻薬より遥かにリーズナブルだ。
ユウタの獲物、下僕である連中を、僅かな間でもユウタではなく自分に向けていたあのコミュニュケーション能力は気に入らないし、アイツの連れだという、あの地味な少年に何故か入れ込んでしまって、通りにも来なくなった女の子達がいるのも気に入らない。
確かに妙にそそる少年だが、そこまで何故入れ込むのかはさっぱりわからない。
だが。
カウントCDには興味がある。
とても。
「また会えるはずだ」
意味なくそんな話をもちかけて来たわけがない。
さて。
話くらいは聞いてみるか。
ユウタは思った。
隣りで眠る少年を、売り飛ばす時が楽しみだった。
全てをあかして、嘲笑いながら犯すその日のためだけに、我慢しているのだ。
絶望する、目。
早く見たい。
早く見たい。
あの穴みたいな目を見るためだけに生きている。
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