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肉体装置 2
行き場のない子がいい。
何の取り柄もない子がいい。
そのくせ、普通を嫌う子がいい。
前向きっぽいコトバが好きな子がいい。
泥臭い努力より、天才的な発想で誰かを出し抜いて大成功するような物語が好きな子ならなおいい。
「一緒に成長していくってのがホンモノじゃない?独占欲とかじゃなくってさ」
ユウタは少年のオシャレとは言い難い服をぬがせながら言う。
服もこれからは買い与える。
買われるのにふさわしい姿にする。
美容院にもつれていく。
でも、1番大事なことから先だ。
これからセックスを教え込む。
その前にまず、誰とでもするんだってことを教えこまないと。
「セックスは大したことじゃない。それより、この先誰とどう生きたいかだろ?」
自分と生きるためには他人とセックスするんだってことはまず理解させないと。
出会って数日、たのしませてやった。
仲間に入れてやり、持ち上げてやり、構ってやった。
こんなに楽しく騒いだこともこの少年の人生にはなかっただろう。
ニコニコしていればなんとかそこにいてもいい、位の立ち位置が精一杯だっただろう。
小馬鹿にされていたかもしれない。
だが、よく見れば小綺麗な顔も、貧弱とはいえ、未成らしい細い身体も。
そういう連中向けのセックス売り物としてなら、悪くない。
未成年らしさは、金になる。
何より、まだ14才なのがいい。
初めての少年を酷く犯しすことに大金を払う人間も多いが、二度と使い物にならなくなることを考えたらなら、 割りに合わない。
それよりはセックスを教えこみ、その身体で稼げるようになってもらう方がユウタには都合がいい。
そして、完全に家族や外部と切れるようにまでになった子は、売る。
逃げそうな子は追い詰めて死なす。
どの道、ユウタに捕まったなら。
逃げられない。
ユウタに抱かれたその日から。
それはユウタの道具になる。
ユウタのための装置だ。
ユウタは道具にするために、少年を抱く。
少年はガチガチに緊張している。
やはり、初めてなのだ。
面倒なのは顔に出さない。
売り物にした時の穴みたいな目、自殺するか殺すかの死ぬ前の瞳孔が開ききったキラキラした目。
それを思えば、いくらでも勃起する。
「初めて?可愛い」
囁く言葉は少年には甘いだろう。
慣れないキスから教え込む。
優しい舌で唇を押し開き、舌を引き出し、甘く吸う。
身体をなでながら、服を剥いでいく。
優しく撫でる度に、身体をが蕩けて行くのを感じながら。
やさしく触れて、撫であげる。
背中、腰、腿。
口の中を舐め上げ、吐息と唾液を流し込む。
身体がバターのように融けて、 でも、呼吸は荒くなり、求め始めてくる。
胸にキスを落とせばくすぐったそうに笑う。
吸って舐めながら、性器を弄る。
連動させて、教え込む。
ここでもセックスになることを。
乳首をゆるくなめて、性器をゆるく撫でる。
乳首を強く噛んで、性器を強く握る。
激しく吸って、激しくこする。
性器とシンクロさせていく。
達した時には性器を弄られたのと乳首の感覚は繋がっている。
達したご褒美に、性器をヤワヤワと弄りながら、優しく乳輪を舐めてやれば、もうその連動をその身体は理解でし始めていた。
ここから先はバスルームだ。
身体を洗ってやりながら、穴の中を綺麗にする仕方を教える。
ロマンチックではないが、売りに出すからキチンとおしえる。
しゃぶり方も、教える。
実際に咥えてやって、後ろをほぐしながら。
飲んでやるのは最初の1回、今回だけだ。
売りに出したら、もう二度としない。
汚いからだ。
最初のセックスだけは、処女ならコンドームも付けずに全部する。
女の子以外は大概、処女だ。
たまに、酷くされた子達もいるが、その場合は別のやり方がある。
でも処女以外は生でしない。
病気の心配もないし、セックスに特別な感じを出すためだ。
後で売りにだすので、今日からのセックスはコンドームが必要なんだと教え込むのにもいい。
「オレ以外にはもう2度こんなことさせないで」
そう今日の最後にいえば、顔の骨を折られようと、生でされるのに抵抗してくれるようになる。
売り物として正しい。
性病になった内臓は困る。
だからこそ、最初は大事だ。
最初の教育がいろん意味で大切なのだ。
丁寧にほぐすし、指でもイカせる。
良い穴じゃないと売れない。
良い穴は作るものだと、ユウタくらいになればもう分かっている。
「気持ちいいね」
そう囁くのも大事。
それが気持ちいいのだと教えこむことが。
綺麗にした穴に指で教えてやる。
どこが気持ちいいのかを。
コリコリしたところを指で擦れば、声を上げて、性器がビクビク震える。
これが気持ちいい、なのだと教えこむ。
「はい、射精して?」
そう言ってイかせたなら、もう大丈夫。
ちゃんと学んだ。
風呂から出る前に、おさらいとして、ユウタのものを咥えさせる。
下手くそだけど、そこは問題じゃない。
飲ませて、それも自分だけだと教えこむ。
えづきながら、それでも必死でのみほす泪を浮かべた顔を見つめながら髪を撫でる。
微笑みは大切だ。
「生でするのはオレとだけね」
約束させるのは売るためだ。
後はベッドで教え込む。
鎮痛作用のあるジェルで、たっぷり穴を濡らしてから、挿入し、ゆっくりと教え込む。
痛がっても止めない。
大丈夫だから。
しっかりおさめてから、動きだしたなら、最初は泣いてもその内感じ始める。
準備はもう出来ている。
乳首を吸ってやれば、痛みからのがれたい身体は性器にその感覚を伝えて勃起させるし、イかせた場所を挿入したモノでコスってやれば性器はさらにブルブル震えるのだ。
「気持ちいいね」
そう囁けば、身体はそれを認めてしまうように出来上がっている。
執拗にそこを擦って射精させる。
性器に触れないままで。
穴だけで1度イかせたら、後は簡単。
穴には沢山気持ちよくなれる場所があることを。
教えてやればいい。
ここからは、甘さはない。
与えるのは快楽だけだ。
もう心は得ている。
それなら、身体なんか容易い
「許してぇ・・・許し、ああっ!!」
泣いても許さないで、イかせ続ける。
使える穴にするために、感じるところば全部教えてやらなければならない。
「ここがいい?ああ、いいね?」
言葉は優しいが、ゆるしてやらない。
「あぐっ、ひぐぅっああっ!!!」
少年は泣きながらイく。
出すものもないのに、イキ続けているため苦痛のような顔をしているが大丈夫。
「いいね、オレもいい。出すね?」
穴の中で出す
「ここに出していいのはオレもだけ、ね」
ささやきながら注げば、コクコクうなづきながら、また少年は達する。
オナニー位しか知らなかったこの身体に、快楽を叩き込む。
それが誰から与えられたのかを教え込む。
何より、それが愛なのだと。
また動き始める。
今日中に奥まで開発しないといけないからだ。
「欲しい。もっと、全部頂戴」
でも、優しく囁くのは止めない。
「可愛い・・・大好き・・・やらしいとこみせて・・」
ユウタは耳を噛みながら囁く。
「ユウタ・・・ユウタ・・・ユウタ」
少年がしがみついてくる。
そこで乱暴な突き上げを教える。
「欲しい、欲しいんだ!!」
そう強く囁けば、求められたと思った身体は、突き上げに、感じ始める。
酷く扱われても、感じられるようにする。
酷くされた時に、これを思い出して感じるように。
乱暴に突き上げ、でも耳もとで叫び続ける。
「可愛い、好き、欲しい、欲しいんだ!!」
身体は心の付属品。
哀れな位心にしたがい、乱暴な行為に感じてみだれる。
「ユウタ・・・ユウタ!!!ひぐぅっ・・・ひぃっ!!」
壊れたように痙攣する姿が滑稽だった。
もう、何をしても大丈夫。
「愛してるよ」
最後は愛を囁きながら奥の奥をぶち抜いた。
ここまでする客はいないかもしれないが、ここまで仕込んでおくのがユウタの流儀だ。
「あがっ」
泣いて気絶して。
出来上がる。
明日は、他の子と三人で寝て、他の人間と寝ることに慣れさす。
そして、まずはユウタの見ている前で客をとらせて。
その後に慰めてセックスをして、いい聞かせて。
とりあえずは客をとらせていくようにする。
売るか殺すかは。
それから決める。
ユウタは、気を失った少年の穴を気ままに使い始めた。
気を失ったり、死んだ後にするのが楽しい。
ただの穴である時が2番目にいい。
人形が人形らしくなってる時が1番いい。
1番いいのは。
売る時と殺す時のあの目を見ること。
それがどんなセックスよりも1番いい。
カウントCDが欲しい。
あれがあれば、もっと簡単に堕ちる。
セックスで落とすより、セックスに持ち込むまでの下準備の方が大変なのだ。
咳止め薬、酒、バカ騒ぎ、それらを求めてやって来させるまでが大変なのだ。
カウントCDがあれば。
もっと簡単におとせて、もっと沢山の絶望が見れる。
今抱いている少年が売られる時にどんな顔をするのかとおもっただけで、ユウタは射精していた。
それが一番。
興奮し、快楽を与えてくれるものだった。
もっと絶望がみたい。
カウントダウンCD。
ユウタは本気で欲しいと思っていた。
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