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肉体装置 4

「ユウタぁ・・・ユウタ・・・」 少年が泣いている。 太った男に尻を持ち上げられ、貫かれている。 男はまだ幼い身体に興奮していた。 まだ慣れてない穴にも。 金は多めに払ってくれることになっている。 「キツイなぁ・・・ああ、いい、やりすぎてガバガバなのはさめるんだよなぁ」 ギヒギヒ男は笑った。 揺すられて、少年は身体を痙攣させた。 「あぐっ・・・ああっ・・・」 シーツを掴んで喘ぐ。 仕込みは完璧。 ユウタが作る穴はちゃんと感じて締め付ける穴だ。 男は喜んでさらに腰を振れば、少年の身体が波打った。 「いやっ・・・ああっ・・ああっ!!」 苦痛ではないことに、驚いているその目がまだあどけなく、それに男はさらに興奮した。 ガツガツと腰をぶつけていく。 汚い尻が滑稽に揺れる。 ぶつけられる度に少年は高い声をあげて身体をそりかえられせる。 その頭をおさえつけ、男はさら奥を抉って楽しんでいた。 若ければ若い程好きな男だ。 14歳が限界だという、クソだ。 12の女の子を酷く扱ったため、ユウタの監視付きじゃないと買わせないことになっている。 最後に売り飛ばすか殺すかまでは、ユウタは責任あるポン引きなのだ。 豚男は少年の狭い穴を楽しんでいた。 でも、慣れてなくても、ユウタの仕込みで少年はそれなりに感じていた。 何より、ユウタが見ていてくれてるから。 自分の中に押し入る汚い肉にすら感じられる これは、ユウタの願いだから。 「ユウタぁ・・・」 それでも、脂ぎった汚い手に乳首や性器を弄られ、感じはしても、辛くて泣く。 男は醜い。 内面から醜い。 「なんてことはない。アイツらから金を奪ってやるだけのこと。ソイツらはお前の中身に触ることも出来ないよ」 そう言い聞かされてきたはずなのに辛くなる。 だって、この肉汚い。 汚すぎる。 その泣き顔をみて、豚男はさらに喜んだ。 汚い尻を振る ウウッ 少年は本気で泣いてしまう。 快楽よりも、醜悪さが勝ってしまった。 「いい子だ、頑張って」 ユウタは少年に近付き頬を撫でた。 少年は、それだけで感じた。 綺麗で優しいユウタ。 ユウタの願い。 お金はユウタと自分を幸せにするもの。 この汚い肉はお金。 お金。 幸せになる。 まだ幼い頭では理解出来ていない。 これでお金を手に入れたとしても、少年が貪られただけで、何1つ得はないのだということ。 今いくらお金を得たとこで、それがこの先に繋がるなにかになるわけがないということ。 でも、少年にはお金が力なのはわかってて、それをユウタと分け合えることが、愛なのだと。 そう、思い込まされていた。 「好きだよ」 ユウタか耳元で囁いてくれたから。 汚い肉さえ、ユウタが与えてくれるものになる。 「んんっ・・・ユウタ・・・ユウタ!!!」 少年はその名前を叫びながら達した。 汚いモノに貫かれてても、後ろだけで。 ユウタの名前を叫ぶのは、ユウタから買った人形達の特徴なので、豚男はそれほど気にしない。 むしろ、嫌悪を浮かべておわるまでを待っている、他所で買う人形達よりよっぽど楽しいし気持ちいい。 この男にとって、少年は楽しむための肉人形以上の何にでもないのだから。 コンドーム着用、中出し禁止もルールだが、それだけの価値はユウタから買う人形にはある。 コンドームごしだが、ちゃんと口でも嫌がらずにしてくれるし。 男は心行くまで、ユウタの人形で楽しんでた。 少年も、ユウタの名前を叫びながらガクガクと身体を痙攣させていた。 ユウタの肉を思いながら、汚い男の肉を締め付け、味わい、感じていた。 ユウタはそれが楽しくて美しく微笑む。 こんな汚い男に抱かれている、少年がおかしくて仕方ない。 自分がそうさせているのが1番楽しい。 ユウタはこういうのがかなり好きだ。 その時、ユウタの携帯のバイブが震える。 ユウタは部屋の隅の椅子に戻る。 画面を見れば、アイツからの電話。 カウントダウンCDについてか。 ユウタの胸は高なった。 「ほら、叫べよ、ほら!!」 男か乱暴に突き上げているが想定内なので放っておく。 「ああっ!!イク、イクゥ!!!!」 少年が仕込んだ通りにイッている。 そうなるように躾けたからだ。 ユウタにそうされたことを思い出し、それでイっているのだ。 あんな汚い男にされてるくせに。 それが笑える。 ユウタならあんな醜い男死んでも無理だ。 だから面白い。 うるさい声を気にせず、ユウタはウキウキと電話に出た。 もっと楽しくなるために。

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