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第44話《おまけ+》フライトモード完了(月輪と太陽⑰)

 操縦桿を握る手に、手が………… 「ちがう……」 「おや。輝夜様、顔が真っ赤ですが、どうかなさいましたか」 「お前の握っている、それ……」  それは…… 「あっ」  ムギュムギュ 「キャ」 「通りで操縦桿にしては柔らかいと思いました」  ムギュムギュ 「はふぅ」 「触り心地はいいですね」  ムギュムギュ 「アァン」 「けれど。竿は竿でも、竿ちがいです」  ムギュムギュ 「ウヒン」 「硬くしたら、操縦できるかな?」  ムギュムギュ 「アヒ」 「あぁ、失敬。こちらは玉でした。……こっちを……モミモミ」  ムギュムギュ 「フヒー」 「おやおや硬くなってきました。気持ちいいですか。……フフ、反り返りましたね」  ムギュムギュ 「ヒンフー」 「飛べ!意識の彼方へ」  ムギュウゥゥ~ン♥️ 「ハヒイィィィー!!」 「輝夜様フライトモード完了。エナジーリフレイン・クリア、白濁セット」 「飛ぶかァーッ!!」 「惜しい」 「惜しくない」 「可愛い竿で《ジェネラル》操縦は無理でした」 「無理に決まっとるわ!」  俺のナニは操縦桿ではない。 「否定しないんですね」 「えっ」  ……なんだ?  帝国宰相の無邪気で悪意を腹の底に満ち満ちた満面の微笑みは…… 「『可愛いサイズ』は認めるという事でよろしいですね。否定しなかったでしょ?」 「ナァァァァーッ!!」  プシュウ~~  ………………やってしまった。  思わず出てしまった鉄拳が帝国宰相の脳天を割ってしまった。  頭から湯気が出ている…… 「お前が悪い」  俺の股間は、可愛い操縦桿ではない。  勇ましく猛る操縦桿だ。  これは正義の鉄槌だ。 「頭から湯気出して永遠に眠れ」  この…… 「ドエロ宰相」  君の雄姿を忘れない。 (ん?)  なんだ、気を失っているのにまだ俺の股間にそびえる操縦桿を握っている。  プシュ 「ミニプシューだ」                                 〔おしまい〕          本編はまだまだつづくよ♪

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