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第45話《おまけのおまけ+》輝夜皇子の芳香剤(月輪と太陽⑱)

「操縦桿を握る手に、手を……」 「ようやく気がついたか」 「輝夜……様」 「まずは着衣から手を取り出せ」 「ハッ!私はなぜ、殿下の股間に左手を突っ込んでいるのでしようか」 「俺のナニを操縦桿だと思っていたようだ」 「とんだ失礼を。こんな可愛い操縦桿があるわけないのに」  プシュ 「瑠月。手、出して」 「御意」  俺のムスコは解放された。 「あの……輝夜様」 「なんだ」 「においませんか」 「湿気だろう。長年放置され、倉庫に眠っていた《ジェネラル》だからな」 「搭乗した際には、何もにおいませんでしたが」 「搭乗時はお互い緊張していた。気持ちに少し余裕ができて気づいたのではないのか?良い事だ」 「ですが、この臭いは雄の……」 「湿気だ」 「雄の……」 「湿気だ」 「雄……」 「湿気」  ………………  ………………  ……………… 「私の手が濡れているのですが」 「汗か」 「いえ。汗ではない別の体液です」 「コックピットは暑いから」 「室内はオートモードで快適です」 「そうか?俺は暑いが」 「輝夜様がオナニーなさったからでしょう」  ………………  ………………  ……………… 「あ。快適な温度だ」 「しましたね?オナニー」 「おなに?なんだ、それは?」 「オナニーしましたね?」 「食べられるのか?」 「オナニーしたでしょ」 「今度作ってくれ。楽しみにしているぞ」 「私の手を使って、オナニーしたんですね?」 「してない!」 「やっぱり」  ………………  ………………  ……………… 「……だって。お前が離してくれなくて……おさまらなくて」  だから…… 「がまんできなくて……ごめんなさい」  ぽむ  大きな手が背中から降ってきた。  瑠月の右手…… 「いただきます」  ペロリ、と。  赤い舌が左手の指をすくった。 「美味しいです」 「なっ」  親指、人差し指、中指……  舌がねっとりと指を舐めとっていく。 「手の平も」 「やめろっ、汚いから」 「あなたのミルクが汚いわけありませんよ、我が主」  微笑んでもう一度、親指を舐めた。 「ごちそうさま」 「どういたしまして……」  この会話、合ってるのか? 「今度は私のミルク、舐めて下さいね」  ポカっ 「調子に乗るな」 「あの」 「まだなにか?」 (ドエロ宰相) 「目覚めてからずっと頭が痛いんですが。眠っている間に何かしましたか」 「知らん」                                〔ほんとにおしまい〕         本編はまだまだつづくよ♪

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