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第51話 おうちデート③
「ちょ、激しいって」
こんなキスは生まれて初めてかもしれない。脳内が真っ白になってしまう。
いつの間にか永人が俺の上に乗っていた。それでも絡み合うキスはやめない。
キスをしている永人を薄目で見ると、息が上がって顔が火照り色っぽかった。
「何見てるの?」
やっと離れた舌から銀色の糸が引いていた。
「なんかエロい顔してるね。激しくしすぎちゃった?」
永人は首にキスをしながら言った。
「純斗が悪いんだよ。この前のデートで意地悪にキスするから」
俺のせいかよ、というと永人はまた首にキスをした。
「俺のこと好きってちゃんと言ってくれたから。それから純斗に触れたくて我慢してたんだよ?」
今日はいっぱい愛し合いたい、とおでこにキスをされた。
そして、目、鼻にキスをし、永人の手が俺の服の中へ入りお腹を触った。
「え、ちょっと待ってよ」
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