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第52話 おうちデート④
「いやなの?」
純斗が嫌ならやめるけど、と俺から体を離した。
「純斗の嫌がることはしたくないし」
そうじゃない、と俺は永人の首を自分の方へ引っ張った。
「少しびっくりしただけ」
じゃぁ続きしていい?、と永人の問いに俺は黙って頷いた。
永人の手は俺の服の中に入ってきてお腹を優しく触り始めた。
その手がだんだん上へと進んでいき、凹凸部分を触り始めた。
時折俺の方を見て、反応を確認している。
恥ずかしくなった俺は、両手で自分の顔を隠したが、永人が俺の手に自分の手を重ねた。
「隠さないでよ。見せて」
手を顔から離され、永人と目があった。
「恥ずかしいんだよ」
「潤んでる純斗、めっちゃかわいいから見たい」
目にキスをしながら、恥ずかしいことを言う永人がすごいと思いながら、このまま永人のペースに巻き込まれるわけにはいかない。
永人の手を掴み、押し倒した。
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