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第8話
夕食が出来たと威に呼ばれ、碧唯は一機たちと4階に戻り、一緒に食事をした。
「タケル、何でこんなデブになりそうなメニューばっかなの?」
「今日は子豚ちゃんがうちに来てくれた記念すべき日ですからね、パーティーメニューですよ」
「もー!!信じらんない!!」
テーブルにはサラダ、唐揚げやエビフライなど数種類の揚げ物、パエリアが綺麗に盛り付けられていた。
「美味しいですか?」
「は……はい!!すごく美味しいです!!」
威によそってもらったそれらの料理はどれも美味しくて、碧唯は一心不乱に食べ、お代わりもした。
「さすが豚ね。こんなのちょっとでいいのに」
「たくさん食べてもらえて僕はすごく幸せです。あ、デザートにケーキも用意しましたので後で食べましょうね」
怒っている一機をよそに、威は終始笑顔だった。
「タケル、明日はヘルシーなメニューにしてよね。トウヤ、こんなの食べて動かなかったら太っちゃうからジム連れてって!!」
「ん、了解」
碧唯がまだ食べている中、一機と十哉は食器を台所に下げて階段の方へ行ってしまう。
「タケル、帰って来たら俺が片付けるから置いといて」
「ありがとうございます、トウヤ」
ふたりがいなくなると、碧唯の隣に座っていた威はその距離を詰めてきた。
「本当……幸せそうに食べる顔……可愛いです……」
「……!!」
車に載っている時と同じように脚を撫でられ、今度はむにむにと揉まれるようにされる。
「パツパツになってますね。これは触りがいがあります……」
そう言って、威は股間の辺りの生地を思い切り上の方に引っ張る。
「うぅ……っ……!!」
食べ終えてひと息……と思ったらそんな事をされて、碧唯は声を上げてしまっていた。
(あぁっ、キツイズボンで締め上げられてるの、気持ち良い……っ……!!)
「ふふふっ、可愛いですね。こうされて悦んでいる姿、堪らないです……」
「は……あぁ……っ、も……やめてください……っ……」
(このままずっとされてたらイッちゃうよぉ……)
嬉しそうな威に、碧唯はお願いしてみる。
「……いけませんね、ご主人様に刃向かうのは……」
「うぐ……っ……!!」
碧唯の言葉で威の目つきが変わり、その手がパンツから首輪に移る。
首輪を強く引っ張られた碧唯はその瞬間、呼吸が出来なくなっていた。
「子豚ちゃん、自分の立場を忘れてしまいましたか?……君は僕の可愛いペット、ご主人様の言う事する事をただ黙って受け入れていればいいんですよ……」
「あひぃ……っ……!!」
パンツの下で堅くなってしまっているオスを思い切り握られ、碧唯は射精してしまう。
「……おや?もうイッてしまったんですか?はしたない……」
身体をぴくぴくと震わせている碧唯に、威はソコを握ったままそんな言葉を投げかける。
「あっ、あぁっ、ごめんなさい、ごめんなさい……」
服を汚してしまった事を謝る碧唯。
けれど、威はその手を離さず笑っていない目をしながら優しく語り続ける。
「ふふふっ、これは躾がいがありますね……」
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