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第20話

「…………!!」 (カズキさんやトウヤさんが来るかもしれないのに……) 笑っていない笑顔で言われ、碧唯は泣きそうになる。 「さぁ、早く。ご主人様の言う事は絶対だと分かっていますよね?」 「うぅ……っ……」 (やらなきゃダメなんだ……) 碧唯は下着を足元に落とすと、まだ柔らかいオスをその手に包んだ。 「んっ……んん……っ……」 なるべく声が出ないようにと唇を噛みながら手を動かす。 「子豚ちゃん、僕を見ながらして下さい。目を閉じていてはお仕置になりません」 「そ……そんな……」 (恥ずかしくて死んじゃうよ……) とはいえ、威の指示は絶対だと言われている以上逆らえる訳がなく、碧唯は半べそをかきながらその眼鏡をかけた端正な顔を見て行為を続けた。 「は……っ、はぁ……っ……」 自分の痴態を嬉しそうに眺めている瞳。 心なしか、その距離が近づいてきている気がした。 「ぁ……っ、でちゃいそぉ……」 いやらしい音を立てながら、碧唯は威の前でイッてしまう。 「……ちゃんとイけましたね。よく頑張りました」 「ふぁ……っ……!」 手や脚に零れた精を、威がその舌で舐めとっていく。 「子豚ちゃん、お部屋でもう1度僕を満たしてくれますよね……?」 「は……はい、分かりました……」 威に抱き締められて耳元で囁かれると、碧唯は断れず頷いていた。

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