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第35話

(あぁ……っ、早く、はやく気持ち良くなりたいよぉ……) 先端部分を湿らせた下着を脱ぎ、椅子に座って先程のM字開脚の体勢になる碧唯。 「そんなに物欲しそうな顔をするなんて……子豚ちゃん、淫らでとても可愛いです……」 「ふぁぁんっ!!」 既に勃起し、鈴口から愛液をいやらしく漏らしているそのオスを威の口に包まれると、碧唯は大声を出してしまう。 「あぁんっ、くち、くちのなか、気持ちいいれす……っ……!!」 快感の波に呑まれた碧唯は大きな声で頭に浮かぶ卑猥な言葉をそのまま発し続けた。 「あっあっ、でるっ、でちゃううんッ!!」 威にきつく吸われると、碧唯はその口の中に射精してしまう。 「は……っ、はぁ……っ……」 「ご褒美、悦んでくれて嬉しいです」 その余韻に浸っていると、威が頭を撫でながらキスをしてくれた。 「あぅっ、んぅ……」 自分の味を教えられるような濃厚なキス。 (どうしよう……イカせてもらったのに、まだして欲しいなんて……) 碧唯は抑えられない欲望から、自分の手で射精したばかりのオスに触れてしまっていた。 「……今日の子豚ちゃんは随分といやらしいですね」 それを見つけた威はくすりと笑う。 「ごめんなさい、でも……」 「いいでしょう、では……お仕事をしながら自分を慰めて下さい」 「はい……」 威に言われて、碧唯はそのジーンズのベルトに手を伸ばしていた。

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