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第40話

「今日はありがとうございました。でも、こんなに高価な指輪、ボクなんかが身につけてて本当にいいんですか?」 帰りの車内で碧唯は威に言っていた。 「いいんですよ、子豚ちゃん。君に似合うと思って買ったんですから」 笑顔を浮かべる威。 その手は、運転しながらも碧唯の脚を撫でていた。 「ひゃ……っ!」 「……恐らく君は、何かお礼をしなきゃいけない、って考えたのでは?」 「あ……んん……ッ……!!」 脚から股間に近づく、威の手。 連日のお仕事で、碧唯の身体は敏感さを増していた。 「君が出来るお礼はお仕事をちゃんとして僕を満たす事、それだけです」 「や……あぁっ、ソコ、撫でられるの気持ちいいです……っ……」 「ふふふっ、子豚ちゃん、前まではそんないやらしい事なんて恥ずかしがってあまり言わなかったのに、はしたないですね」 「んぁぁっ、ごめんなさい、はしたなくてごめんなさい……うぅっ……!!」 撫でられるだけではもどかしくなっている碧唯を見て、威は嬉しそうに笑う。 「……では、たまに違う場所でお仕事をしてから帰りましょうか」 「ふぇ……っ??」 ソコから手を離さないまま、威は自宅ではなく、碧唯にとって初めての場所に車を走らせていた。

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