48 / 60
第48話
威が昨日十哉と休んでいた部屋。
威の匂いが微かに残るベッドの上に、碧唯はライトブルーの水着のまま身体を横たえていた。
「ココ……随分染みが出来ていますね。たくさん我慢して偉かったですよ、子豚ちゃん」
「うぅっ、ご主人様、ごめんなさい、水着、汚しちゃって……あぁ……ッ……」
水着越しに鈴口を撫でられると、その染みが更に広がっていく。
「頑張った子豚ちゃんにご褒美をあげましょう。……何がいいですか……?」
琥珀色の眼鏡を外した威がジーンズのベルトに手をかける。
「い……一緒に……ご主人様と一緒に気持ち良くなりたいです……っ……」
「ふふっ、子豚ちゃん、よっぽど我慢していたんですね。分かりました……」
それを見ていた碧唯は自ら下半身を露出させ、濡れた先端を威の下腹部に擦り付けようとした。
「あ、あぁっ、一緒にごしごし……気持ちいい……っ……!!」
下着ごとジーンズを下ろした威に導かれて向かいあって座ると、碧唯のお気に入りの兜合わせが始まる。
「……っ、子豚ちゃん、そんなに大きな声を出したらここはお家ではないのでふたりに聞かれてしまいますよ」
「んぁぁっ、ごめんなさい、ご主人様、ボク、気持ち良すぎて声でちゃう……うぅっ……!!」
威に言われて恥ずかしくなった碧唯は必死で声を殺そうと唇を噛むものの、その隙間から声を漏らしてしまう。
「んぅっ、んん……っ……!!」
威がそんな碧唯の唇を塞ぐようにキスをし、ふたりは舌を絡ませあいながら達していた。
「は……ぁっ、お仕事……お仕事します……っ」
手や身体に飛び散った2人分の精を、碧唯はうっとりとした表情で舐めとっていく。
威はそんな碧唯を嬉しそうに見ながら頭を撫でてくれた。
ともだちにシェアしよう!