54 / 60
第54話
「ご……ごめんなさい……」
「……どうするか分かりますよね?」
「は……はい……」
まだ頭がぼーっとしていたが、碧唯は威の服に飛び散らせてしまった自らの精を舐めとっていくと、威がその姿に興奮しているのを見つけていた。
(ご主人様の……熱くなってる……)
思わずソコに頬ずりをしてしまう碧唯。
「……っ、子豚ちゃん、その顔、淫らでとっても可愛いです……」
威が大きく呼吸しながらベルトを外し、下着ごとジーンズを脱ぐ。
既に堅く勃ちあがったオスを露にすると、碧唯の口元にソレを押し付けてきた。
「あぁ……っ……」
少しだけ濡れた鈴口。
碧唯はそれに気づくとソレを啜るように口に含んでいた。
「んむっ、んんん……ッ……!!」
(ご主人様の……ご主人様のお汁……全部……ぜんぶ欲しい……っ……)
その割れ目に舌を這わせて1滴も残さず口に入れようとすると、威が甘い吐息をもらしながら碧唯の菊穴に触れるのが分かる。
「んんっ!!!」
入り口をなぞる指に、背筋がゾクゾクしてしまった。
「……子豚ちゃん、続きはベッドでしましょうか……」
「んは……っ、はぁ……い……」
頭を撫でられた碧唯は、少しもどかしさを覚えながら口を離していた。
服を脱ぐように言われ、生まれたままの姿になると、碧唯は同じように素肌になった威の顔に臀を向けてその上に跨るよう言われていた。
「あ……あの……っ、重たくないですか?」
「大丈夫ですから、君はその可愛いお口で僕のをたっぷり濡らして下さい。滑りが良くないと痛い思いをしますから」
「は……はい……」
(あぁ……っ、ご主人様、これからボクのコト……)
威とひとつになれる。
胸を高鳴らせながら、その堅くそそり立つオスを唾液で包んでいく碧唯。
「んぁぁ……っ……!!」
そんな碧唯の菊穴を、威は舌と指で愛撫し、拡げていく。
初めてそうされてからイギリスに来るまでの間にほぼ毎日愛されてきたソコは、碧唯にとって性感帯になっていた。
「ふふ……っ、子豚ちゃん、もうすっかりお尻で気持ち良くなれちゃうんですね。僕の指をこんなに美味しそうに咥えて……」
「ぁんっ、ふぁぁっ、ご主人様ぁっ、ソコ、ソコいっぱい触られたらぁ……!!」
一番イイところを刺激されると、碧唯は意識が飛んでしまいそうになる。
「……まだ気を失ってはいけません。これからもっと気持ち良くなれるんですから……」
「は……はひ……っ……」
指が動く度、液体が満ちていくような音が次第に大きくなっていく。
(ぐちゃぐちゃって音、すごく恥ずかしい。でもお尻、すごく気持ち良くなってて熱いよぉ……)
身体の奥から少しずつ、けれど確実に広がっていく熱は、碧唯に更なる快感を求めさせた。
威のオスが欲しい。
目の前で熱く脈打っているのを濡らしながら、碧唯はそう思った。
ともだちにシェアしよう!