10 / 275
正義の味方4
「言いたいことがあれば言ったら言えば?・・・まあ、言えないよね」
僕は笑った。
僕は殺した後のお楽しみの最中だった。
もちろんガキとのセックスに決まってる。
ガキは苦しげに呻いていた。
僕のを喉に押し込まれて。
頭を押さえつけて、ガキがえづくの気にせず、喉の奥をさらに犯す。
ここで動くと気持ちいい。
涙を流し、苦しげな様子も、ガキだけ服を剥いで全裸にした身体も、全部がエロいってことをこのガキはわかっているのだろうか。
僕は軽くズボンをくつろげたままで、全裸のガキの喉を楽しむ。
可愛い。
喉の奥で回せばさらに苦しげな声が出て、たまらなくなる。
「・・・僕のすることが気に入らないんだろ、どうせ」
声が怒りで震える。
ガキは何も言わないけど責めていた。
僕が殺すのを無言でずっと責めていた。
それが許せない。
仕方ないのはわかっているのに。
ガキには他人の悲鳴や苦痛が楽しめないのはわかっているのに。
がむしゃらに腰を叩きつけた。
ガキが呻く。
涙も鼻水も垂れ流しにしながら。
ああ、気持ちいい。
でも、辛い。
ガキが苦しそうなのがつらい。
僕はすごく気持ちいいのに辛い。
酷いことが大好きな僕が、ただ一人コイツには辛い。
でも、しちゃうけど。
喉犯したり、泣いてもセックスし続けたりとかくらいは。
たまに首締めたりする・・・くらいは。
でも、それだけだ。
いや、たまに・・・訓練で心臓を撃ったりするか?
それ以上は絶対にしない。
そして僕は今、とても腹立たしい。
「優しく甘やかしてやりたいのにお前が!お前が・・・僕を責めるから!!」
僕は怒鳴った。
ガキは何も言ってないのに。
ガキがこれを認められないことはわかっているのに。
そうだ、これは僕の八つ当たりなのに。
容赦なく動いて、ガキを苦しめながら気持ちよくなる。
苦しくなるように動く。
ガキの口の中はあたたかくて気持ちいい。
苦しいだけのガキに、それでも泣きそうになるのは僕だ。
本当に可愛いんだ。
気持ちいい。
苦しい。
可愛い。
気持ちいい。
苦しい。
僕もぐちゃぐちゃになる。
喉の奥で出す。
ガキはムセながら飲んだ。
そう教えたから。
僕が全部教えた。
出し終わったそれを、綺麗に舐めることも。
舌で綺麗になめとり、吸うことも。
何もかも教えた。
キスから全部。
ゆっくりとガキの口から、引き抜いた。
僕は膝をついてムセるガキをだきしめた。
ガキは苦しげに息をしながら、僕の背に手をまわしてくる。
また、背が伸びて、今では僕より頭半分くらい高くなってしまったので、まるで僕が抱きしめられているかのように見える。
「・・・気がすんだ?大丈夫、俺はあんたを嫌いになったりしないから」
ガキが俺に囁いた。
苦しいくせに。
優しい声で。
何故、そんな声をだす。
何故そんなに優しくその手は僕の背中を撫でる。
苛立ちと甘さ。
悔しいくらい、ガキの声も指も甘い。
ともだちにシェアしよう!