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捕食者狩り 一刀両断 15

 女の言葉が終わると同時に女の上半身は消えていた。  男の右手は銃に変わっていた。  男は女を撃ち抜いたのだ。  「お前の答えは納得できた」  男は地面に残った、女の蠢く下半身に言った。    そして、男が女を殺したので、私はまた上から文句を言われることが決定した。    後10分したら男は女の残った身体を撃つだろう。  それで捕食者退治は終わりだ。    男は少女の頭と女の下半身を見ていた。  何か考えるように。  「命をくれたから、命を返すか」  男は呟いた。  少年が男に寄り添う。  男は少年を少し見上げる。  出会った時は同じ位の身長だったのに。  「愛してるよ」  少年は臆面もなく男に言ってのけた。  「浮気なことばかり考えているあんたでも」  少年はつづけた。  男は真っ赤になった。  「お前は突然何を!!それに浮気じゃない!!」  意外と照れるし、素直ではない。  ただただ面倒な男なのだ。  少年の気がしれない。  どこがいいんだ、そんな男。  「愛してるよ。・・・でも俺達は同等でなくていい」  少年は言った。  それは切ない声だった。  「あんたを変えようとは思わない。あんたに耐えられない日もある。でも、愛してるよ。愛してるんだ。でも、愛してくれとは言わない」  少年は笑った。  それがどんなに切ない笑顔なのか見なくてもわかった。  「あんたに刻まれてもいいって本当に思ったんだ。あんたが誰かを刻むのは俺が刻んでいるのと同じだから。俺が刻まれるべきなんだ。あんたを責める資格もない」  少年は本当に少女のかわりに刻まれるつもりだったのだ。  男の残虐行為を止められない自分への罰として。  「俺でいいなら刻んでいいよ。たまになら」  少年は言った。  本気だった。  「・・・ない!!」  男が何か言った。  聞き取れなかった。  「何?」  少年は聞き返した。    「嘘だ。言ってみただけだ。・・・お前を刻むわけがない。お前だけは違う。お前だけは刻まない!!それくらいわかれ!!!」  男は怒鳴った。  分かっているのだろうか。    この男は。  それは愛の告白に等しいことを。  よそを向いて、真っ赤な顔のまま、視線を合わせない男に少年は小さく微笑んだ。  「うん」  小さな声で少年は頷いた。  

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