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奪還2

 ガキの喉を犯す。  昨夜ガキにも喉に突っ込まれたことを思い出して、かあっとなる。  ガキは従順にベットに座る僕の股間に顔をうずめ、耐える。  髪を掴んで、頭を押し付け、腰をぶつける。  手加減などしてやらない。  苦しげな顔に胸が痛んでも。  八つ当たりだ。  ガキにされて、乱れてあんな姿になった自分か許せない、許せないないのは自分なのに、ガキに当たってる。  喉を犯す。    えづき苦しむガキ。  可哀想だと思う気持ちと、煽られる気持ちの両方が快感を増幅させる。  愛しい、貪り喰らいたい。   傷つけたい、慰めたい。    ガキの目から苦しげな涙が零れた。  指で拭ってやりながら、ガキの喉の奥で放った。    ガキはさらにむせた。  引き抜き、ガキの頭を胸に抱きしめた。    酷くしてごめんと思う。     でもそうせずにはいられない。   「気がすんだ?」  ガキはむせながら言った。  本当なら、ガキもイかせてやる。  でもこれは単なるガキを虐めるだけのものだということも、ガキは分かっている。  今更ながら僕は酷い。  むせながら、ガキは微笑む。  酷くされるのにすっかり慣れて。  可哀想に。    お仕事をしよう。  詐欺師を狩ろう。  詐欺師を殺そう。    お前の悪意は確かに届き僕に刺さった。    ただ狩る以上に狩ってやる。  ただ殺す以上に殺してやる。  僕に悪意を届けたことを後悔させてやる  僕は優しくガキを抱きしめた。  ガキは嬉しそうに笑った。  可愛いガキ。  不本意だけどガキに抱かれた時には、どこにも僕の悪意はなかったことを不思議に思った。  追い詰められる快感こそあれ、傷つけたいような衝動はなかった。  どこまでも甘かった。  「情報屋さんを取り返さないと」  ガキが言った。  ガキを抱きしめているからガキに僕の顔が見えなくて良かった。  「ああ、そうだね」  僕は嘘をついた。  いや、嘘ではない。  情報屋は取り戻す。  詐欺師から取り上げるために。  そして殺す。    詐欺師も情報屋も。  僕から奪おうとしたヤツは許さない。  誰一人。    僕は可愛いガキを押し倒した。  その身体を味わうために。

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