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小さな挑戦状
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「………あ……っんぅ………う……」
「リチェール、声」
指を一本だけ入れられてむず痒い快楽が続きこぼれた声を千にたしなめられる。
放課後とは言え、まだ部活をしてる生徒はいるし誰かが保健室の前を通るかもしれない。
声を出すわけにはいかなくて必死に押さえた。
「千、イきたい……っいれて………」
「指一本で声我慢できてねえのに?」
「っあ………ふぁ………」
楽しそうに笑う千に胸をくりくりと弄られ体が敏感に快感にすがろうとする。
いきたくて仕方ないのに、指一本じゃいけない体がもっと大きなものを求めてしまう。
「千ぅ、お願い……」
「…っ、だめ。お前、それ言ったら甘やかしてもらえるってわかってきてるだろ」
「ひ………っあ、ぁんっ……」
前立腺を押し潰すように乱暴に押され、千の胸のシャツをにぎった。
グリグリとそこばかりを責められ、それでも決定的な刺激が足りなくて苦しい。
熱をもて余した前がじんじんとうずいた。
「千、ちゅーしてよぉ……っ」
「だめ。今日はリチェールの好きなことはしてやんない」
「意地悪しないでぇ……っ」
ちゅーもしてくれない千に、ぶわっと涙が溢れてしまう。
でも泣ければ千は困ったように笑って優しく涙を舌ですくってくれた。
「リチェール?どうしたら許してもらえると思う?」
耳元で聞かれ、そのままちゅっと耳たぶを甘く吸われまた声が漏れてしまう。
どうやって許してもらえるのか、わからない。
だって今までは、泣けばいつも甘やかしてくれてたから。
「わ……わかんない……っなんでもするから……教えて……」
「なんでもする、ね」
「やぁっ」
ふっと千が笑ってずるっと指を抜かれた。
そこが、物欲しげにひくつくのが自分でもわかって体が震える。
「いれて欲しかったら誘ってみろよリチェール」
もっと触ってほしいのに、妖艶に微笑み千がオレから体を離した。
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