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強さと弱さ
千side
「あ………っん、あ、あぅ……」
ぐちょぐちょと卑猥な水音とリチェールの高い声が寝室に響く。
シャツもスラックスも着てる俺に対して何も纏ってないことが恥ずかしいのかリチェールは必死にシーツで体を隠そうとする。
「千……も、イきた……」
「我慢しろよ」
長い時間焦らしたからか、涙のたまった瞳をシーツから覗かせてねだるリチェールに、意地悪心がうずいて中の指をぐるっと動かした。
「あぁんっ」
びくんっと跳ねる小さな体は敏感で、息すらもう辛そうに上がっている。
反応を示す小さなそれをリチェールが自分で弄ろうとして、その手を押さえ付けた。
「い、イきたい~……千、もっと乱暴にしてぇ……っ」
「最近あざといんだよ、お前」
俺の理性を試すような台詞に、小さく舌打ちすると、少し考えてにやりと口の端があがる。
それなら趣向を変えようとリチェールの敏感なところを乱暴にグリグリ押した。
「ひっ……やぁあ─────っ!!」
悲鳴をあげて達したリチェールは止まらない刺激に涙を流して逃げるように腰を揺らした。
逃がさないようにしっかり太ももを掴むと、イったばかりでぴくぴく震える小さなものを口に含んで弄んだ。
「や、やだぁっ!あ、あぅ…っやめてぇ!」
びくびく体を痙攣させながら必死に逃げようとするけれど、その力は簡単に押さえ付けれるもので、こんな非力な力でよく今日無事だったなと心配になる。
そして、今日言い付けを躊躇いもせず破られたことを思い出し、イラっとしてリチェールの後孔に指を突っ込んだ。
「いやあぁ────っ!やだぁ!!せ、千っ!助けてぇ………っ!」
俺に虐められてるのに、それでもすがるように俺の名前を呼ぶリチェールは可愛い。
「とれちゃうよぉ!あ、あっそんなに強く吸わないでぇ……っ!後もグリグリしちゃやだぁっ!」
「なんでもするんだろ」
「ひんっ」
口を一度話して、白い太ももに噛み付くとびくっと体を反らせる。
それからぷるぷる震えながら、弱々しく涙を流す。
「千の意地悪……っ」
「今さらだろ」
ハッと笑うと、リチェールの足を肩にかけてひくつく蕾に自身を押しあてた。
「あ、ぅ……まって……お願い……今そんなおっきいのいれられたら壊れちゃう……」
「いいな。壊れたリチェール見せろよ」
反応した俺のを怯えたように見るリチェールを一気に貫いた。
その瞬間二度目の精を放ったリチェールは狂ったように高い悲鳴をあげた。
「あぁ─────っ!!た……たすけ……ひぅっ」
深く乱暴に奥を突くと、リチェールがもう動かないでとすがるようにしがみついてくる。
脇腹をつかんで親指の腹でぐりぐり乳首を弄ると中がひくひくと疼く。
この姿を、あの日秋元にも見られたのだと思うとどうしようもない怒りがこみ上げて、ぎりっと奥歯を噛み締めた。
「千ぅ、ごめ、なさ………っもう許してぇ………っ」
可愛い顔で泣いてねだられると、甘やかしてしまいそうになる。
「……シン、ヤのことは……もう片付いたからぁ………っ」
けれど一瞬で許す気持ちが失せてリチェールの膝を曲げ更に奥を一気に突いた。
「ひっ……いやぁあ──────っ!!!」
「っよくこの状況でその名前だしたよな……虐めてほしいんだろ」
イきながら痙攣するリチェールを押さえ付けて乱暴に中を犯す。
一度、本当にぶっ壊れるまで調教してやろうかと理性が崩れる。
「も、きもちぃ……のやだぁ……!きちゅ……い………っ」
「気持ちいいのが嫌なら、少しだけ怖いことするか」
リチェールの体をいれたままごろんと反転させた。
「やっ」
その瞬間リチェールは何が起こるのか理解したらしく逃げようとしたした腰を捕まえてまた一気に貫いた。
「やめてぇ───!!せ、千ぅ!あ、あっ……これやらぁ!」
シーツをギュっと握りしめて乱れるリチェールはまたパタパタと快楽を溢した。
前より顔が見えないことに怖がることはなくなったけれど、甘え知らずのこいつが抱き付いてくるのは精一杯の甘えなのだろう。
「おねが……っぎゅ………してないと、こわい………千の顔見たい~……」
ついに本気で泣き始めてしまったリチェールに仕方なく体勢を戻して抱き締めてやる。
顔が見たいと言った割りにはぎゅーぎゅーっと抱き付いて、俺の胸に顔を押し付ける。
「リチェール顔見せて。俺もリチェールの顔見たい」
頬を撫でると、リチェールが躊躇い勝ちに涙で濡らした顔をあげる。
その顔にキスを落として、今度は優しく腰を降った。
「ふ………っう……千……ちゅう……」
「はいはい。お前怒られてるの忘れてるだろ」
そう言いながらも可愛いおねだりについ顔が緩んでしまい、そのまま深くリチェールに口付けた。
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