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第21話***

 海未の唇は柔らかい。何度も繰り返しキスをしながら、合間に奈津は「やじゃないの?」と訊く。何度めかの「やじゃない」を確認した頃には、海未の頬は上気していて、服は脱がされて、布団の上に仰向けに横になっていた。  肉のついていない脚のつけ根に奈津が吸い付くと、「んっ」と海未が脚を閉じようとする。 「脚、閉じないで」  奈津が海未の細い脚を両手で、掴んで開かせる。 「だっておれのからだなんか見ても、気持ち悪いでしょ?」  骨ばってるし、柔らかくないし。  奈津は手にしていたローションを垂らした。大めに垂らしたローションは、海未の開いた脚のつけ根を伝う。 「僕は、気持ち悪く、ない」  ぬるぬると滑る指先で、奈津は海未の後孔を探る。見付けたそこに、くち、と指先を押し込んでみる。 「ひ……っ」  海未が息を呑む。 「ちから、抜いて」  何度か同じことを繰り返し言い聞かせる。ゆっくりと後孔を拡げていく。海未が嫌がっていない様子を見て、指を奥へと押し込んだ。 「ん……っ」  海未が鼻にかかった声を上げる。 「ここ、気持ちいい?」  ふにふにとそこを刺激すると、面白いくらい海未が腰をもぞもぞと動かした。 「ぁ、ぁ、なつさん……っ」  ぎゅっとシーツを握って耐えている海未がいじらしい。 「挿れていい?」  目に涙を溜めた海未が、こくこくと頷く。奈津はゴムの封を切って、焦る手先で装着する。先端を海未の後孔に押し当てる。 「ひあ……っ」  海未がか細い悲鳴を上げる。ゆっくりと腰を沈めていくと、海未の目から遂に涙が零れた。慌ててその涙を指で拭う。「大丈夫?」「だいじょうぶ」 「海未くん、」  未だにシーツを握りしめている海未の指を一本ずつ解いて、奈津の首に回す。 「こっちに捕まってて」 「なつさ、」  奈津の背中に回した細腕で、海未がしがみついてくる。ゆっくりと抽挿をはじめる。 「ん、……ふぁ……あっ」  海未の気持ちのいいところを責めていくと、海未の嬌声が段々と艶めいてくる。 「海未くん、キスしていい?」  奈津が尋ねると、海未は首を伸ばしてきた。そのまま深めのキスをする。舌が絡んで、どちらのものとも知れない唾液を飲み込む。 「ん、んぁ……っ」  唇を離すと、海未がのどを反らせて喘いだ。 「あ、や、なつさ、ん、……イっちゃう……っ」 「うん……っ、僕も」  深めに奈津自身を押し込むと、中がぎゅっと締まる。海未が腹の上に射精したのと同時に、奈津が海未の腹の中で吐精した。

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