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第319話 君という鎖6※

「んあっ、とも、や…っは、ぁ……も、いい…っそれ」 「でもまだ指2本だよ」 「んんっく…っぅ、はぁ、はぁ…も、いい、い…いれろって」 祥悟は指を咥えこんだ尻を、もどかしげに揺らした。握り込んだ前からはとろとろと愛液を零して、智也の指を濡らしている。 「ほんとうに、大丈夫?」 祥悟は荒い息を忙しなく吐き出しながら、こくこくと激しく頷いた。 「……じゃあ、いくよ…?」 智也はペニスから手を離し、素早くゴムをつけると、その上からローションをたっぷり垂らした。 背中に覆いかぶさって、指を抜き取った直後の柔らかく開いた窄まりに、自分の熱の先を押し当てる。 「…力、抜いてて」 「ん…っ」 じわり…と腰を進めた。祥悟のソコは異物の侵入を拒んで引き攣れている。ぐ、ぐ、っと小刻みに馴染ませながら、背中に身体を預けて包み込むようにして腰を突き入れていく。 「んんんぅっ……んぅっ」 祥悟の重苦しい呻き声に、智也はぴたっと動きを止めた。 まだちょっと早かっただろうか。 躊躇していると、祥悟の腰がくいっくいっと艶めかしく動いて 「や、とめん、な、あ…っ…もっと、こいって」 「でも、」 「壊れねえ、し。もっと、…ぐいぐい、こいよ…っ」 焦れったそうな声は強がりではなさそうだ。 智也は前に回した手で胸の尖りをまさぐりながら、腰の動きを再開した。 「ああ…っく、ん、んぅ…っ」 ついていた肘の力が抜け、祥悟はガクッと項垂れて枕に突っ伏すと、漏れ出る呻き声を自分で封じながら、促すように腰をくねらす。 んく、んく、と呻きながらも、貪欲に貪ろうとするような祥悟のいやらしい腰つきに、煽られて下腹に一気に熱が溜まった。 「だめ、だよ。そんなあ…お、らない、で。ひどく、しちゃうよ?」 込み上げてくる甘苦しい欲情を抑えて、掠れ声でたしなめると、祥悟は顔をあげ、あだめいた流し目を寄こして 「ガツガツ、っこいって。ぁ…っ奥、までっ」 まだ苦しげなのに、妙に艶めいた眼差しで薄く笑いながら挑発してくる。 ……もうっ。人の気も知らないで。 こっちは必死で自制しているのだ。 酷くしないように。 辛くないようにと。 そんなにされたら、もう抑えきれない。 熱い粘膜の絡みつく誘惑に抗えない。 智也は蠢く細腰を両手で押さえつけて、ぐぐっと一気に奥へと押し入った。 「んんんっっあぁーーっ」 髪を振り乱して、祥悟が仰け反る。 すごい力で締め付けられて、息が詰まった。

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