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第14話 高校時代〜口淫〜

さて、嫌な高校時代の回想の続きだ。 俺は放尿後しばし呆然としていたが、その間に阿久津が汚れた下半身を拭いてくれていた。 スラックスも下着も飛沫が飛び散り少し濡れてしまった。 「なかなか良かったよ。大門の顔は歪ませても奇妙なほど美しいね。おかげで少し勃った」 仁乃が何か気持ち悪いことを言っている。 さっきは漏れそうで頭回んなくててスルーしたけどこいつかなり頭おかしいんじゃね? 俺があんなことになってんのにずっとヘラヘラ笑ってるし… 「さて、約束通り”何でも”してもらおうかな」 「…なんでも…?」 俺そんなこと言ったっけ? 言ったな。うん言った。 仁乃は席を立つと、下半身丸出しで地べたに座り込んでいる俺の前に来た。 「口でしてね」 「へ…?」 「フェラチオだよ」 「ふぇ、ふぇらちお!?」 「おいおい、まさかしたことないなんて言うなよ?」 「あ、あるわけねえだろ!!!」 「え~、意外だな。中島やらせてないのか。ふーん、そんなに大事にされてんの」 「は!?なんで中島のをふ、フェラしないとなんないんだよ」 仁乃は答えずに俺の後頭部を掴んで顔を寄せてきた。 「まあいいや、さっさとやろう。USBメモリ無いと困るんでしょ?」 「う…」 「さあどうぞ」 そう言って両手を広げる。やっぱりこいつはイカれてる。 もうやけくそだ、なんでもやってやる。 どうせお漏らしまで見られたんだ、もう恥ずかしいことなんて何もないね! そして手でチャックを下ろそうとしてまた親指に激痛が走った。 「いってえ!おい、手ぇ縛られてたらできないよ。いい加減これ解いてくれ」 「はあ、何いってんの?口でやるんだよ。これだから素人は…」 素人って…お前はなんのプロなんだよ… 俺は仕方なく仁乃の股間に顔を近づけ、ジッパーの金具を噛んで引き下げた。 が、ここからどうしろと。 俺が困っていると、笑いながら仁乃は自分で性器を取り出した。 「くくっ、本当はこれも自分でやらないとだめなんだよ。でも大門相手だとなんか甘やかしてあげたくなるね。なるほど中島の気持ちもわからんでもないな」 言ってる意味がわからねえ。 俺は仁乃を睨み上げる。 「そんな顔してもそそるだけだよ。さあ、どうぞ」 半勃ちの物を2~3回手で擦って差し出される。 早く終わらせてUSBを取り返すんだ。 仁乃はパッと見清潔感のある優しげなイケメンだが、付いてるモノはデカいし、それになんだかどす黒くて怖かった。 俺のと全然ちがう…なんか、普段の生徒会副会長のイメージと違ってびびる。 俺は色白なので性器ももっと薄い色でこんなに毒々しくない。 匂いも雄っぽくてギャップに戸惑う。 俺は大人しく口を付ける。 「ん…」 あんまり味わいたくなくて、唇だけで先っぽの方に触れる。 「大門、そのお口は可愛いんだけどもっとちゃんと舐めないと終わんないよ?」 仕方なく舌を這わせる。 まっずぅ…。生臭いしこんなことやるもんじゃないな。 ピチャ…ピチャ… 「上手上手。もっと舌使って。そう」 ちゅぷ、ちゅぷ… 「うーん、技術的にはド下手なんだけど本当に顔がいいな大門は。なあ、阿久津?」 うるせえ、さっさとイケよ。 「ああ、そうだな」 そうだなじゃねんだよ。 いや、嘘です。 阿久津さんは俺の粗相した後片付けしてくれてありがとうございます。 俺が仁乃のを舐めてる間に阿久津は床まで拭き終えていた。 「阿久津もやる?」 「いや、俺は仕事の続きをする」 「了解。ああ、そこもっと舐めて、うんいいよ」 阿久津は俺がフェラチオしている直ぐ側の机でまた作業に戻った。 涼しい顔をして書類を見ている。 コイツら二人共イカれてやがる… 「よし、じゃあ歯を立てずに口をすぼめろよ」 「ふが?」 そう言うと仁乃は俺の後頭部を両手でがっちりつかみ、 ガンガン腰を振り始めた。 「んぐぅ!!!んっんんっ!ぅう!!」 喉の奥に仁乃のモノが当たってめちゃくちゃ苦しい。 死ぬ!!!!やめろ!!このクズ!!!! 「ううっんぐうっっうっ」 「はぁ、はぁ、もう少し頑張れよ?」 じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ 「出すぞ、吸え」 そんなことできるわけないだろ。死にそうなんだって!! 俺は目を閉じて首を振ろうとする。 「んんっ」 「吸えって!!」 苛ついた声で腰を振りながら仁乃が言う。 そして次の瞬間喉の奥に精液がぶちまけられた。 「ぐぇ、ゴホゴホ!!おえ、げぇっ」 性器を口から出して俺はえずく。 なんだよこれめちゃくちゃ苦しくて最悪!! 「はあ、はあ、はあ、うう…おええ…マズすぎる」 「ふう、全然ダメだな大門」 「うっせ」 「ふん、これは躾けるのが大変そうだ。中島の手には負えないな」 「意味、わかんな…」 「それにやっぱり顔が綺麗でも女の子のほうがいいね」 知るかよ!!!! 「やることやったからUSB返せ」 「あ?俺は持ってないよ」 「はあああ!?なんだって!?」 「中島に聞いてよ。俺は中島がおもちゃ手に入れたっていうからちょっと借りただけ」 「おい、ふざけるなよこんなことさせておいて!」 「まあ、何事も経験?」 「あ…な…何言って…」 こいつはマジのサイコパスかなんかだ。 近寄ったらダメなやつ。 まさか人畜無害そうな生徒会副会長がこんなクズ野郎だとは思わなかった。 人は見かけによらないな。 今日もUSBメモリを取り返せずに終わったのだった。

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