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第39話 女王様はするよりさせたい気分
これからどうすればいいんだ。
殴る?蹴る?アナル調教しないとだめ?
中島は、暗示をかけなくても俺の指示に従うってことで終わりでいいのかな?
さすがにそれはないか。
もう思い通り行かないから全部放り投げて帰りたい。
でも女王様が逃げるわけにいかないよな。
他の下僕どもに示しがつかないし。
坂本だけならまだしも、井上も見てる前で逃亡は無い。
じゃあ、やっぱりやるしかないか。
こんなコスチュームまで晒しておいて、また服着るとか恥ずかしすぎるしな。
でもなんか今日はやってるとこ見られたくない。
「中島、寝室行くぞ。坂本と井上はここにいろ」
「はぁ!?そんなのダメに決まってるじゃないですか!」
坂本は気色ばんだ。
「じゃあ、井上だけ残れ。坂本行くぞ」
「え…俺ここで何してれば…」
「テレビでも見とけ」
「はーい」
「冷蔵庫の物なんでも食べていいよ」
中島は井上にそう言って自ら先頭に立ち、俺たちを寝室に案内した。
室内に入って中島が聞いてくる。
「俺はどうしたらいい?床に座る?それともベッド?」
「ベッド行け。坂本はその椅子後ろ向けて座ってろ。俺が指示するまでこっち見んな」
「は?なんでですか?」
「見られたくない気分なんだよ。お前うるさいから黙ってて」
俺は坂本の目を見て黙らせた。
坂本は大人しく後ろを向いて椅子に座った。
それを見て中島は首を傾げながら聞いてくる。
「何今の…?」
「催眠術みたいなもん。でもお前にうまくかかんないんだ。今日は何もかも計画どおり行かなくて腹立つよ。お前のせいだからな」
「え、俺の?」
「とぼけんな。お前何隠してんだ?お前もなんか力持ってんの?」
「何も隠してないって。力ってなんだよ」
「……」
まあいいや。俺はベッドに腰掛けていた中島の胸を押して仰向けに倒す。
「寝とけ」
拘束されてる両手は頭の上にやった。
中島は全然抵抗もしないでされるがままだ。
馬乗りになってカットソーの裾を捲り上げる。
当然のように腹筋が割れていてイラつく。
俺の周りの奴らみんなガタイ良すぎなんだよ。俺は舌打ちする。
でもコイツらは俺の下僕だからな。こいつらの筋肉も俺のものってことだ。せいぜい鍛えてろ。
履いているデニムの前もくつろげる。
脱がせようとしたら、ちゃんと腰を上げて俺がやりやすいようにしてくる。
本当に俺のフェロモンが効かないのか?
もう一度中島の目を至近距離で見る。
精一杯やってるつもりだ。でも、中島の様子は変わらない。
くそ!
俺は中島の唇に自分の唇を押し付けた。
目を見ながら舌を入れる。
あれ?やばい…気持ちいい…
俺は目を閉じた。
最初に賀茂さんにキスされたときみたいに、自分のフェロモンに酔っ払ったみたいだ。
やばいやばい…やめなきゃ…だめだ、やめられない…
ちゅぷ、くちゅ…
「んっ…ふ…」
はぁ、はぁ、はぁ…
だめだ、早く気持ちよくなりたい。
俺は無性に男の物を舐めたくなって、中島の下着を下ろすといきなり咥え込んだ。
キスで興奮していたのか、既に半勃ち状態だった。
「んっおっきい…」
デカくて俺の口では咥えきれない。俺はぺろぺろといろんな角度から舌を這わせた。
雄臭い匂いがする…
「おいし…」
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐める。
中島は快感に耐えるように眉をひそめている。
「はぁ、もう我慢できない、中島俺のも舐めてぇ」
「いいよ、おいで」
俺は中島の顔の上に自分の性器を押し付け、シックスナインの体制になった。
中島はものすごく興奮した様子でレースの下着ごと俺のペニスに食らいついた。
「ああっ!や!ああんっ」
もうわけわかんない。好きなようにしたい。
イキたい。中島の顔にぶっかけたい。
俺は下着を下ろして中の物を取り出す。
「直接舐めて…」
俺は中島の口の中に性器を入れたまま腰を振ってしまう。
「きもちいいよぉ…ああっああん」
自分のフェロモンに当てられるとかありえない。
でも中島は調教しなくてももう俺の下僕だったんだもん…
だから好きに使っていいでしょ?
そうだ、いいんだ。
気持ちよくなりたい…気持ちよくなりたい…
後ろ挿れて欲しい。なんでお尻さわってくんないの?
ああ、中島の手ぇ縛ってるんだった。
俺は自分の指を舐めると後ろに突っ込んでぐにぐに弄った。
「ああっもうイク!イクゥ!」
「全部出せ、飲むから」
「あ、いや、うそだめっあぁっあんっ」
俺は中島の口の中に射精した。下僕より先に出すなんて。
「あっ…あぁ…」
腰がガクガク震えた。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「可愛いよ大門…。俺、お前のためになんでもするから…」
まだ目の前に中島のガチガチに勃起したペニスがそそり立っているが、俺は眠くて仕方なくなり中島の腹の上で寝てしまった。
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