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第57話 仁乃への復讐(4)
「さあ、始めるよ!亜巳、今日は2人でいじめてあげようね」
「うん、俺たち2人で思いっきり酷い目に遭わせてあげるからね」
司の目がギラギラと欲望で輝いた。
跪いて床に手をつくと司は大きな声で言った。
「お願いします、女王様!」
「よーし、じゃあこいつに目隠しと拘束具だ坂本」
「はい」
「手は前で拘束な」
「わかりました」
坂本が慣れた手付きで目隠しと拘束を終えた。
「ああ、わくわくする…!」
「おっと、期待しすぎて勃起させるなよ?今日は尿道プレイからやるからな」
「はいっ!尿道大好きです!!」
「ふん、変態め。じゃあそこに仰向けで寝るんだ」
尿道責めは周りが汚れやすいので、床には防水シートを予め敷いてあった。
坂本が道具を一式持ってくる。
ケースに並んで光りを弾くさまざまなブジーを見て俺だったらこんなの絶対やりたくないけど…と思った。
しかし仁乃の父親は、自分の息子と同い年の若者に尿道責めされるのを期待して股を開いているのだ。
ったく、ここはなんて地獄だよ。
純が手際よく性器の先端を消毒し、潤滑ゼリーを塗った。俺はその横で尿道ブジーの方に潤滑ゼリーを塗る。
「さあ、挿れるぞ変態」
「ああっ純様おねがいします!」
「亜巳、竿持っててね」
「はーい」
俺が性器を持って真っ直ぐ上を向かせて、そこに手を添えつつ純がブジーを入れていく。
ゆっくり…ゆっくり…
傷をつけないように少しずつだ。
とはいえ、このおじさんはやりなれてるからどんどん入っていく。
「くぅっ久しぶりの感覚だ…ああ、たまらないよ…」
「変態め」
「あぅっ!もっと言ってください…っ」
「あーもう、気持ち悪い豚だな」
「ああっ!美少年2人にこんなことされて罵られて最高だよぉ!はぁ、はぁ…」
仁乃がちょっと不憫になってきた。
もしかして仁乃が歪んだのってこの親父さんのせいでは?
そんなこんなで、良いところまで入ったらしい。
「ここかな?」
純が挿入をやめて、一定の場所でブジーを数センチずつ行ったり来たりさせている。
「ああっ!ああ!!当たってる!当たってるよ!!ぎもぢいいっあぅっ前立腺にあだっでるぅ!!」
とん、とん、とん
「きもちいい?よかったねえ、変態はこんなものちんこに入れられて気持ちよくなっちゃうんだ?」
「いい!いいですぅ!!きもちいぃっあうぅっずっとイッてる!イッてる!!あぅ」
「あはは!司、きもーい!お前せっかく顔はいいのにちんこに棒刺されてよがるなんて残念な奴だなぁ」
「ああっ!もっと言って下さい純さまぁ」
「ほらどうだ?親と子ほども歳が違う男にちんこを好き勝手にされる気分は?ん?」
「あっ!あっ!最高です!ああっ」
ブジーを出し入れする度に精液ではなく、とぷとぷっと尿が少しずつ漏れてくる。
俺はやったことがないからわからないが、前立腺にブジーが当たると射精せずにドライオーガズムを感じられるらしい。
それで、ずっとイッてるみたいなんだって純が教えてくれた。
あ、純はやったことがあるみたい。
「あひっひぃっもうゆるしてぇ!純さまっ!ああっ」
「もう限界かぁ?ったくしょうがねえな、じゃあ最後キメろよ~」
「あっはい!おねがいしますぅ!」
「いくぞ、そら!」
ずるるるる~っ!
純がブジーを引っ張って抜いた。
「いやぁああああ!あぐぅぅ!!イグ!イグイグ!!!いいっいいっでるでるでる!!」
ぶしゃああああああ!!!
派手にペニスから尿が飛び散った。
「あぅ…ぁあっあひっ…イキましたぁ…ああ、ぎもぢいい…ああ…」
これだから絶対防水シート必須なんだよねぇ。
「はーい、よくイケました♡あはは」
「司はこれ好きなんだ?」
「好きだよね~司。いっつもこれやってってお願いしてくるもんね?」
「はい…好きです…ありがとうございます…」
日本の偉い人ってこれでいいの?
本当に色々不安になるよ。
「ねえ、司。今日はお前のためにちょっと違うブジーを用意したんだけど試す?」
「えっ、本当ですか。やりたいです!」
「そうこなくちゃ。坂本よろしく」
坂本が新しい箱を用意する。
蓋を開けるとメタルブジーとコックループが入っていた。そしてリモコンも入っている。
純が試しにスイッチを入れると振動音がして、目隠しの司も何が行われるのか察したようだ。
「もしかして、電流系ですか…?」
仁乃の父は若干怖気づいたようだ。
「そだよ~。バチバチっといってみよう!」
「し…しかし…」
「何?あれあれ~?もしかして司、電流初めて?怖いの?」
「あまりやったことが無いんだ」
「ああん、その怯えた顔!たまんない♡」
「純様…」
「お願い、司が頑張る姿…純見てみたいなぁ」
純は思いっきり媚びた顔で仁乃の父にしなだれかかった。
「わかりました…」
「やった!だから司のこと好きなんだよね」
頬にキスまでしてるよ…よくやるなあ。
仁乃の親父、脂汗かいてるじゃん。怖いんだな。
綺麗な子のために頑張るって?笑える…。
そして仁乃の父は立ち膝のポーズを取らされた。
俺は後ろから軽く肩を押さえて身体を支える。
まずは純が司のペニスにコックリングを装着した。
そして次に金属製のブジーを潤滑剤で濡らして入れていく。
さっき入れたばかりのそこはみるみるうちにブジーを飲み込んだ。
「ううぅっいいっ!」
呻く司に俺は声を掛ける。
「入れただけでも気持ちよさそうだね」
「はい、気持ちいいです…」
すると純が嬉しそうに言った。
「司、全部入ったよ。それじゃあいくよ?電流~~スタート♡」
カチ、とまずは純が一番低刺激な設定でスイッチを押した。
ビビビッ
「んがぁあああっ!ぐ、うぅ…ひぃっ!」
「どう?いい?」
「ぐぅ…わかん…な…あぅ!」
そう言われて、スイッチを切る。
「ちょっとパワー上げてみるか」
カチカチ
「よし、もう一回イケ~!」
ビビッ!
「がああああ!!あっぁあっ!ひぃいい、ぐぅっ」
「お!?見て、勃起してきた♡」
「はぁ、はぁ、はい…あり…がとうございます…」
「偉いね司。頑張ってるから俺、乳首いじってあげる」
俺は後ろからスリスリと司の乳首をさすってやる。
「ああっ亜巳様♡気持ちいいです…」
「よし、もういっちょ行くよ~!」
カチ
びびびびっ
「ぎゃああああっ!ひぐっ!んおおおおっ」
「よーし、あと一回頑張ったらご褒美あげるね♡」
カチッビビビ…
「あひぃいいいいいっんんっあっああぁあ!イク!イク!!」
その瞬間を見逃さずに純が電流を止めてブジーを引き抜いた。
今度は尿ではなく、白濁した液体が噴出した。
ビクビクと震える身体を俺は後ろから支えた。
のけぞった司の目隠しされた顔は、恍惚としていた。
「頑張ったね?ご褒美、あげるね」
俺はその顔に向かって微笑みかけた。
「坂本、次行くからお願い」
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