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「あぁぁ……」
皮膚を滑りながら進んでいくそれらは、俺の弱いところを知っているかのように狙ってくる。まるで舌で舐められているように、腋や乳首を刺激する。
「やっ、やめ……はぁっ!!」
普段出ないような甲高い喘ぎが漏れる。執拗に敏感な場所を擦られる。
すると、俺のペニスは全く触れられていないにもかかわらず、勝手に反応を示していることに気付いた。ズボンを緩めたくてしょうがないくらい、ギチギチと痛い。
だが、触手はただ上半身にふれるだけで、それ以外のところには触れてこようとしない。それでも、俺の身体はゾクゾクと反応を示している。
「はぁっ、あっ……やめ……」
乳首を吸うような感覚がした。それと同時に俺はペニスをはだけさせることができないまま達してしまった。
ビクビクと震える身体は一瞬のうちに冷えたような心地がした。頭の中が急にすっきりとした。正体不明の謎の生物に痴態を晒したことに、急に恥ずかしさが込み上げる。
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