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■裂傷
仕事を終えたのか、いつのまにか背後に立っていた先生が卵を取り上げる。
「いい子ちゃんはローターの使い方も知らねえのか」
「…あいにく教わる機会がなくて」
「じゃあ教えてやるよ」
「!………………っ」
背中からのしかかってきた先生にローターでぐりっと乳首を抉られる。これで感じるとかないけど、ビリっとして、じわじわして、変な感じ。ざわざわする。
抗えないから、目も口もぎゅっと結んで黙って耐える。肩越しに先生の顔が近い。その呼吸の温度から、見なくてもにやにやしてるのはわかる。
「乳首はそんな感じねえかあ?まあ毎日開発してやりゃいいか」
「……ッそんなんして、人前で脱げなくなったらどうするんですか」
「知らねえよ」
押し付けられた刺激が強くて、気持ちいいとかいうよりは痛い。てか、男で乳首で気持ちよくなるとか、あるの。
「秋山ぁ、今日は何して遊びたい?俺はバックで犯して泣かしてやりてえ気分だなあ」
「俺は今日生理なんで無理です」
「あ?」
拒みたい気持ちから咄嗟にそんなことを言ってみたけど、下手に怒らせたらそっちの方が厄介なことになるかも。考え直して慌てて取り下げる。
「…すみません嘘……」
「…………あーー、生理なあ…悪くねえなあ…」
「は…」
先生は無駄に神妙な顔をして遠くを見据えしばらく何か考えてたかと思うと、ふと俺を見た。
「股から血を流す秋山が見たい」
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