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episode.33
一思いに挿れられるならまだ良かったものの
それをするとスミレに大きく負担がかかるから。
ゆっくり、スミレを暴いていく。
と、ようやく半分程進んだところで
スミレの爪が肩にギリっと食い込んだ。
「ッ痛い?」
「…たくねぇけど、くるし……っ。」
ぎゅっと目を瞑って耐えるスミレはめちゃくちゃエロい。
苦しい言うとんのに俺のソレは大きさを増す。
ごめんやんスミレ
でもしゃーないやんあんたエロすぎやで。
肩で息して。
真っ赤な顔こそ見慣れとるけど
全身火照らせて、触ってもない前も少しずつ反応してくれとる。
「ほんま、ごめんスミレ。
俺もう耐える自信ないんやけど…。」
汗ばむ首元に顔を埋めれば、スミレの匂いと温度。
速すぎる鼓動と息遣いに、理性は今にも崩壊しそうや。
「っいーぜ。全部受け止めて、やる…。」
涙目で苦しそうやのに
そんなこと言うて
これ以上俺煽ってどないする気?
「…そんなん言うとったらめちゃくちゃにしてまうで?」
「めちゃくちゃにしろよ。」
俺が暫く動かんどったら
少し呼吸の落ち着いたスミレは更に挑発的になりよった。
あーあー
そんな事言ってまったら俺ほんまに止まらんくなるで。
言い終わって恥ずかしそうにするん辞めてくれんかな。
こっちがその倍恥ずかしくなるんやけど。
なんや顔熱い気ぃするし。
「…でも死なない程度に頼む。」
目を逸らして小さい声で呟いたスミレの言葉に
無意識に口角が上がる。
アホちゃう?
俺が誰の為に命張ったと思っとるん。
「っふふ。死なせるわけないやろ。
トばす自信ならあるけどな?」
もう我慢出来ひんわ。
スミレの腰を両手で掴み、
グンと奥まで勢いのまま打ち付けた。
「いッはぁ゛ぅあ゛……っ。」
苦しそうに眉間にしわ寄せとるっちゅうのに
俺を咥え込んどるトコはきゅうきゅう締め付けて絡まって
離してくれんのやけど?
「…キツすぎやろスミレっ。」
「ん…、それって……いいのかよ、悪いの、かよ…っ!」
顔と口は怒っとんのに
腰なんて痙攣してもうてるやん。
ほんまかわええ。
ぐりぐりと奥を苛めながら
勃ち上がるソレを握って言ってやった。
「最高に決まっとるやろ。」
はは、あかんわ。
今の俺、化け物より怖い自信ある。
隠せない
こんな感情
抗えない
欲が暴走しそうや
「んなの…ったりめぇだ。誰だと思ってんだ。」
スミレは一体
どれだけ俺を虜にさせれば気が済むんやろうか。
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