俺とスミレの繋がる所に もう一度唾液を垂らした。 やっぱり無理に挿れてまったせいか窮屈で堪らん。 「はぁ…動いてもええ？まだ？」 「ま、て…ちょっとだけ……。」 俺は何にも動いとらんのに、 スミレの後孔は勝手に締めて勝手にヒクついてまた締まるの繰り返し。 何しとん おなにー？ 「一人で楽しんどらんと俺も混ぜてやぁ。」 「あっ、や！？…っごくなって、いっ…カハ！」 ゆっくりと腰を引き、完全に勃ち切ったモノをギリギリまで抜いた。 そこからいっぺんに突き上げれば、スミレはもはや声にもならない息を吐き出し、目を見開いて 昂ぶりからは透明な蜜が止めどなく溢れる。 スミレの声と濡れた音だけが響く部屋。 ドラッグのように脳を犯し 酒のように俺を酔わす。 たった一人の存在で 快楽、優越感、満足感、独占欲 それらの全てを満たす幸せなひと時。 「スミレ？脚もーちょい上げて？」 気持ちええとこ突いてやるから。 「や、あっ…ン、まっ……むり、ぁって…っ！」 そう言いながら ちゃーんと応えようとして 少し脚に力入ったんもわかるよ。 素直やないのに、どこまでも一生懸命な俺の愛しい人。 少しずつ律動を速める中で スミレの顔が苦痛から快感に変わっていく様を 一秒たりとも見逃さんよう目を凝らした。 スミレがどんどん熱くなって 俺も負けじと熱をもって こんな求め合えた事は無くて 今にも弾けてしまいそうや。 スミレのトロトロになった前を握り、上下に扱く。 やはり初めての後ろより それを快感として記憶しとる前の方が反応は良い。 後ろにまで伝ってきたスミレの蜜により潤滑になる結合部。 俺が動く度、スミレが跳ねる度に漏れる水音。 もう限界やった。 「あっ、やらぁ…かきつばっ、も…出るｯ！」 「俺もあかん…イきそ、っふふ。」 思わず溢れた笑いに、スミレはなんや変な顔しとったけど しゃーないやん？ こんな幸せな事ないやんか。 愛しとる人と共に 汗まみれの汚い身体して 俺の自慢の髪もぐちゃぐちゃやし スミレなんて涙かヨダレか知らんけど顔もぐっちゃぐちゃ 身体も、心も、全部温かくて全部満たされとる。 「中出すで、スミレ。」 「ぁ…ンっ。」 放った欲は全てスミレが受け止めてくれた。 俺の手の中で達したスミレのも、俺が全部受け止めた。 少しも冷たくない 一つも虚しくない 何も辛くない 「スミレ…あったかい。」 人は、こんなにも美しい。