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第2話-1
『はぁんっ……おち●ぽぉ……あはっ……あんっ! あっ、あっ』
『どう、光里 。尻穴突っ込まれて気持ちいい?』
『きもちい……! おち●ぽ奥まで突かれて、気持ちい、れす……、ひゃっ、ああっ……、あんっ、ああんっ……!』
テレビの中で、金髪の美しい男が騎乗位で乱れ狂っている。
永田朝陽(ながたあさひ)は今、先輩ゲイビ男優・光里の家でゲイビデオの鑑賞中だ。
主演のネコを務めるのは当の本人・光里。
画面の中で艶めかしい裸体を惜しげもなく露出した光里が、美しく窄まった尻穴を晒し、男根を深々と突き立てられている。
『ひゃ、あんっ! あふっ、イイっ……! おかしくなっひゃうぅ……!』
汁まみれになって自ら無我夢中に腰を振る光里の卑猥さが、ダイレクトに朝陽の股間に響く。
しかも、だ。
今朝陽は、ただAVを見ているだけではない。
「んっ……はぁ……ひかり、さん、あんッ……」
「すごい。朝陽くんのお尻の中、キュウキュウしてて、あったかくて気持ちいい」
童貞処女をこじらせること21年、彼氏いない歴=年齢。
そんな朝陽が今、ベッドの上で半裸で四つん這いになり、美青年に尻穴を指でほじくられているのだ!
1週間前、朝陽はゲイ向けのアダルトビデオの男優にスカウトされた。
初めて撮影現場を見学したときに出会ったのが、今朝陽の尻を開発している光里。
180センチほどの長身に、一切の無駄が削ぎ落とされた美しい四肢。
ふわりと柔らかな金髪は童話に出てくる王子様のようで、絶世の美丈夫である。
そんな非の打ちどころのない彼だが、
「はぁ……、朝陽くんのアナルすごく綺麗だね。こんなに可愛いピンク色の穴、見たことない」
はぁ、はぁ、と息を荒くしながら、四つん這いで無防備に晒された尻の穴の中を覗き込もうとしてくる光里。
そう、彼は絶世の美男子であると共に絶倫の変態でもあった。
「も、そんな、尻の穴……見ないで、くださいっ、ああっ……!」
そんな男が、新人朝陽の教育担当になった。
教育……つまり、性教育だ。
課された任務は主に、
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