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Let's enjoy submissive play!【3】
自分の両手首を目にした途端、俺の頭は一瞬完全にフリーズした。
なんだ?
何が起こった?
いやいや、そもそもこれは何だ?
そんな頭の中が真っ白になった一瞬の隙に、勇輝は手首同士を繋いでいる鎖の間に別の鎖を通し、その鎖をベッドヘッドにグルグルと結びつけてしまった。
軽く『万歳』の格好を取らされた辺りで、ようやく真っ白だった目の前の光景に色が戻り始める。
昂っていた気持ちはクールダウンを始め、下半身に集まっていた血液もゆっくりといつもの場所へと戻っていってるらしい。
頭も徐々に今の状況を理解しだした。
一度大きく息を吐き、ゆっくりと数度瞬きをする。
「これ...何?」
「うーん、何でしょう?」
俺の声は普段よりもずいぶん低かったはずだが、勇輝に動揺した気配は一切見られない。
さっきまでのどこか艶かしい表情のまま、クスクスと笑い小首を傾げる。
これはイカン...何が原因かはわからないけれど、勇輝の変なスイッチが入ってるっぽい。
無駄とわかっていながら、俺は力任せに腕をガシャガシャと動かしてみた。
「あっ、あんまり暴れんなよ。いくら痕が残りにくいようにシリコンが巻いてあるって言っても、中はガッツリ金属なんだからぁ」
「いや、そもそもなんで手錠なんて...」
「手錠なんて言うなよぉ。これは、ハ・ン・ド・カ・フ! ンフッ」
「ンフッじゃないっ! つか、手錠もハンドカフも一緒だろうが!」
「まあまあ、落ち着いてよ」
からかうような口調で宥めながら、勇輝が俺のデニムに指をかけた。
それを阻止しようと体を捩ってみるものの、それはまったくの徒労に終わる。
俺ほどじゃないにしたって、勇輝もそこそこ力は強い。
なんて言ったって、普段は成人女性を楽々抱え上げ、なんならそのままの格好でセックスするなんて類のお仕事で現役バリバリなのだ。
腕の自由が利かない俺の抵抗なんて無いも同然。
暴れる俺の脚を自分の体で押さえ込みながら、あれよあれよと言う間にいともあっさりデニムとパンツを併せて剥ぎ取ってしまった。
「あ、ここは別に落ち着いてなくても良かったのにぃ」
タランと項垂れてしまっている俺のぺニスを指先で摘まむと、ふざけるようにプルプルと振って見せる。
「あのさぁ...もしかして俺、なんか悪い事した?」
「ん? なんか心当たりあんの?」
「無いから訊いてんだろ!」
「別に心当たり無いなら、なんも無いんじゃない?」
相変わらず俺の疑問をのらりくらりとかわしながら、勇輝は何の変化も見せないフニャチンをベロンと舐めてくる。
「ちょっ、マジで止めてって。こんな事しなくてもさ、勇輝がやりたいようにさせてやるし...」
だって今日は最初からそのつもりだったんだ。
久々に攻める気マンマンの勇輝の邪魔はしないって。
俺のそんな言葉は笑って流し、勇輝は本格的に俺のぺニスを弄り始めた。
タマをチュポンと音をさせながら吸い、竿を大きく早く扱く。
「ん...あっ...」
感じたくない、感じるもんか...なんて頭の中の必死の抵抗など、理性の無い下半身に理解できようはずもない。
だってね、勇輝のフェラってばほんと上手いんだもん。
俺の弱いトコなんて熟知してんもん。
ほら...鈴口の周りを指先でクルクルって擽りながら、裏筋を舌で押さえつけるくらいの強さで舐めてくる。
それされると、俺マジでダメなんだよ...腰が揺れてるって自分でもわかるもん。
指の動きとかやたら滑らかになってるし...もう先走りとか流れだしてんじゃね?
情けないくらい俺って敏感?
いや勿論、勇輝がやってるからなんだけど。
「うぅ...ん...ヤバい、勇輝...めっちゃイイ......」
解放するつもりが無いってなら、これ以上はしても無駄な抵抗だ。
だったらいっそ目一杯楽しんだ方がいい...俺の、絶賛膨張中のチンチンだってきっとそう思ってる...はず。
今は勇輝の誘いに、思いきり乗っかってやろう。
「あ、カチカチ君復活...」
ちょっと嬉しそうな声がしたから、俺はこれ見よがしにそれをユラユラと揺らして見せる。
ほら、コレ好きだろ...早く舐めてしゃぶって、お前の中に入れさせて...そんな気持ちを込めながら。
しかしすぐに、『なすがままになって、どうせならこの状況をできるだけ楽しんじゃおう』という俺の気持ちはどん底に叩き落とされた。
「もう結構パンパンだね。んじゃぼちぼち...いいかな...」
そんな呟きと共に、俺のぺニスの根元にギリッと痛みが走る。
首だけを強引に持ち上げ絶望的な気持ちでそれを見れば...最悪の予感通り、そこにはギチギチと締め上げるように、太い黒の皮ベルトが巻き付けられていた。
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