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レッツ、質疑応答!【3】
「どの人がエエかな...あ、そしたらねぇ...そこの、うちのビデオの陰から手ぇ上げてくれてる...うん、そう。そこでこっそりニコニコしてる...はい、じゃあお名前と質問をお願いします」
「は、はいっ。まーちゃんと言います! 皆さんが大好きですっ!」
「おっ、ありがとうございま~す」
「あの、なんかもう...皆さんの、お互いのパートナーが好きで好きで仕方ない感じにすごく萌え萌えしちゃって......」
「アハッ、アハハッ...まあその通りだけど、ガッツリ面と向かって言われるってのも...なかなかアレだな」
「何照れてんの? カッコつけてても、首まで真っ赤やで」
「うるさいわ。んで、まーちゃんさん、質問聞かせて?」
「は、はいっ! 皆さん、パートナーの事が本当に大好きなんやなぁっていっつも見てて幸せになるんですけど、特に相手の『こんな仕草が好き!』っていうのがあったら教えて欲しいなぁと思って」
「仕草? 仕草かあ...あれ、改めて聞かれると案外難しいなぁ」
「俺はねぇ、俺は航生くんの存在自体っ!」
「バ~カ、そういう事聞かれてるわけじゃないっつうの。おい航生、ちょっとここの頭の悪い司会者黙らせてろよ」
「んじゃ、まずは俺らからいく? パーツとかじゃなくて、仕草でしょ...仕草ねぇ......ああ、俺あるわ。勇輝ってね、こう...ちょっと考え事とかするときに、無意識に下唇を触る癖があるの。みんなも見てたらわかると思うんだけど、勇輝の唇って結構赤いでしょ? 特になんもしてなくてこの色なのね。この赤い唇を、男と思えないくらい綺麗なこの指でずっと触ってるの見てたら、マジでムラムラくるもん。だから、無意識に唇触ってる所がエロくて好き」
「充彦の思考、なんかオッサン臭いんだよな。俺はなんだろうなぁ...あ、アレ好きだ。充彦の作ってくれたお菓子を俺が食べてる時にさ、あれも癖なのかな...絶対右手で頬杖つきながらじっと見てるんだよ、やっさしい顔して。あのときの頬杖ついてる感じがすごい好き」
「あれ? でもそれ、勇輝さんもよくやってますよ? 俺が勇輝さんの作ってくれたご飯ご馳走になってる時とか、すっごい優しい目で頬杖ついて俺の事見てます」
「え? マジ? 充彦のが伝染ったのかな...俺にそんな癖は無かったはずなんだけど」
「確かにしてるしてる。俺が食べてる時にも勇輝してるって。あれじゃない...大切な人に料理を振る舞う時って、自然と頬杖ついて幸せな気分で見つめちゃうんだよ、たぶん」
「みっちゃん、俺が飯食ってる時にはしないですよ?」
「ま、お前と勇輝じゃ、俺にとって大切さの度合いが天と地ほど違うからな」
「ふーん...じゃあ勇輝さんにとっては、俺もみっちゃんも大差ないって事ですね」
「......上等だ、オラ。お前ちょっと表出ろ」
「はいはい、今日のところは珍しく航生の勝ちーっ。でも、俺が一番大切なのは充彦だからね、気にしない気にしない。じゃ、次はそっちで話しといて。ちょっと充彦凹んでるから、今のうちに復活させるわ」
「んもう...俺が言い負かしたら本気で落ち込むし、俺が負けてるといつまでも面白がっていじってくるし...みっちゃんてば、思ってる以上に子供ですよね...」
「アホ。あんまり言うてると、また後から本気でいじめられんで。んで、航生くんは好きな仕草ってある?」
「いや...あのぉ...えっと...俺、仕草っていうか...すいません。やっぱり俺も、慎吾さんの仕草ってどれもこれも好きかも......」
「んもう...全部は無しなんやで? なんか特別なん無いの? そりゃあ俺も、航生くんのあれもこれも全部好きなんやけどさぁ......」
「いや、だって...これって決められないくらい、何してても可愛いしセクシーだし」
「そんなん、航生くんかて何しててもかっこええし色っぽいから、俺かて決められへ~ん」
「......ウザい」
「ん? みっちゃん、何?」
「お前ら、イチャイチャし過ぎててウザい! なんでもいいから、さっさと言えよ!」
「うわっ、八つ当たり......」
「勇輝く~ん、みっちゃんどうにかして~」
「充彦っ! そうやってイライラしないの! でも、お前らマジでちょっとウザいから、いい加減ちゃんと質問に答えて」
「はいは~い。特別好きな仕草か...強いて言うんやったら、風呂上がりに頭ガシガシ拭きながらリビング戻ってきて、そのままビール飲んでるとこかなぁ。髪の毛フワッフワで見た感じはいっつもよりちょっと幼いのに、ビールを飲んで喉がゴクゴク動いてるの見たら『男らしい』ってドキドキすんねん」
「基本慎吾ってギャップ萌えだよな?」
「そう? ああでも、確かにちょっと弱いかもしれへん。航生くんて、見た目も声も行動も考え方も、全部が少しずつ意外やったりするから、なんかいつでもキュンキュンするもん」
「航生は?」
「............」
「お前、何黙ってんの?」
「つか、顔真っ赤じゃん! 航生、何考えたんだよ!」
「い、言えないです...まだ、お昼なんで......」
「やっぱりお前、超ムッツリじゃないか! 時間帯とかどうでもいいから、早く言えよ!」
「慎吾さん...怒りませんか? ていうか...引きません?」
「引けへんよ、大丈夫。俺のどんなとこがエロくて好きなん?」
「あの...立ったままフェラしてもらってる時に、悦んでるかどうか確認するみたいに上目でじーっと俺の表情窺ってるのが...堪らなく好き...です」
「うん、それ知ってた。俺がちょっと目線上げるたんびに、航生くんのん俺の口の中でピクッピクッて......」
「はいはいはいはい、さすがにストーップ! お前らほんとエロカップルだなぁ。俺らでもたいがいだと思ってたけど、お前らの場合どっちかがブレーキかけるとかできないし」
「昼の部だから、一応ここまでな。航生は、やんごとなき行為の最中にちらっと慎吾くんが見せる上目遣いが好きってことにしとこうか」
「まーちゃんさん、ごめんね。こっちのバカップルは俺らよりもはるかにバカだから、好きな仕草はエロ直結なんだってさ」
「こんなんでもオッケーかな? よし、じゃあ次の質問いきましょう!」
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