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レッツ、質疑応答!【4】
「ごめん、俺、次ちょっと当てたい人いるんだけど...」
「ん? どの人?」
「......あそこ。アイドルのコンサートみたいに、俺の名前書いたウチワ振ってる人が......」
「あ、ほんとだ! 『みっちゃんLOVE』って書いてる!」
「じゃあそこの、充彦LOVEな方、お名前と質問教えてくださ~い」
「はいっ! みっちゃんに超LOVEなあたと言いますっ!」
「あ、オープニングで『みっちゃんカッコイイーッ!』って叫んでたの、あたさんかも...声似てる」
「はい、たぶん私です! あ、あの...質問してもいいですか?」
「ごめんごめん。どうぞ~」
「ありがとうございます。本当にカッコよくてセクシーな皆さんなので、洋服への拘りって強いのかなぁと思うんですね。それで、普段の自分のお気に入りのファッションと、パートナーのお気に入りのファッション、教えてください」
「ファッション!? いやぁ...なんせ俺ら、仕事着が裸だもんねぇ......」
「そんなにすごい拘りがあるわけでもないんだよなぁ」
「こん中だと、一番オシャレにうるさいのは慎吾か?」
「俺、めっちゃ洋服好き! でも、服脱ぐ瞬間のが好き!」
「よし、わかった。ちょっと天然エロは黙ってろ。俺も充彦も一応洋服のブランドと契約してるんで、仕事の時に着る物はかなりオシャレだけど、私服に関してはごくシンプルだよね?」
「そうね。俺らの拘りっつったら、素材と色と...サイズ?」
「それは充彦だけだから。背が高いってだけじゃなくてとにかく手足が長いから、体にぴったり合う服探すの大変だもんね」
「まあ、そしたら必然的にサイズ展開もデザインも豊富な『Merus』の服が増えちゃうんだけどね。いやマジで、宣伝とかじゃなく、元々あそこの服は結構よく着てた」
「俺は、仕事の時はブランドの関係でこういうストリート系の服が多いけど、私服はアースカラーのわりとナチュラルな服が多いかなぁ」
「勇輝はね、この首から鎖骨にかけて...なんだっけな...デコルテ? とりあえずここがめちゃめちゃ綺麗だと俺は思ってるんで、首回りの大きめにあいたVネックのニットとか着たら最高に色っぽい」
「んじゃ、充彦はVネックのニットが好み?」
「そうだなぁ...あれも好きだけどな。アイビー系の綺麗めカジュアルってやつ。勇輝ってエロの権化みたいに言われてるけど...」
「言われてないから。もし言われてるとしたら、発信元はお前な」
「まあまあ、それは...ね? とりあえず、エロス抜きの賢い子ファッションしてる時とか、ほんとに綺麗な顔してるなぁって改めてため息出るもん」
「俺は、やっぱりスーツだなぁ...みんなも見てくれたと思うんだけど、グラビアの時のスーツの着こなしはほんと見事で惚れ惚れした。最近はちょっと肉体改造成功して筋肉ついてるから、余計に男らしくてカッコいい」
「俺、二人より更に服に拘り無い......」
「ほっとくと、夜中にコンビニ行く浪人生みたいに見える事あるもんな」
「うん、結局俺も着心地とか最優先だし詳しくないんで、ついデニムにTシャツとかばっかりになっちゃいます」
「あれ可愛かったで、オフホワイトのパイル地のフワフワパーカー。航生くんこそちょっと綺麗めなストリートカジュアル似合うと思う。あ、でも、ネオホスト系の格好も似合うんよなぁ...着替えた途端、コロッと雰囲気変わるもん」
「俺、ちゃんと変わってますか? どうにもああいう洋服は、まだ着せられてる感がハンパじゃなくて。慎吾さんもノーネクタイの黒スーツ似合ってますよ?」
「そう? JUNKSの頃にはよう着てたけど...実はあんまり好きちゃうねん。少し前までは、ちょっとロンドン系パンクっぽい服が好きやってよう着てたけど、最近は優しい色の動きやすい服が気に入ってるかな。んで裏地とかワンポイントで少しだけエスニックテイスト入ってたら最高」
「パンクから動きやすいエスニックとか、なんか色もデザインも真逆じゃないの? なんでそんな急に変わったの?」
「......あのね、航生くんと並んだ時に、その方がバランス取れるやろ?」
「またそこ? つかさ、だったら全然自分の好きな服じゃないじゃん」
「ちゃうねんて! 航生くんと一緒におる自分に似合う服って何かな?って考えてん。俺、どうも顔が変わってもうたみたいで、パンクとかほんまに似合えへんようになってもうて。んで、こういう感じの服に行き着いてみたら着心地はエエし、航生くんと並んでてもあんまり違和感ないし...何より、今の俺の雰囲気に合ってるなぁって思ったから。航生くんの隣におる俺に似合う服が、今の俺の一番好きな服やねん」
「......ですって」
「何聞いてもノロケに変わるよな、こいつら」
「航生の隣にいたくて服の好みが変わったとか言ってるよ。どう思うんだよ?」
「慎吾さん、あの...もし今でもパンクっぽい服着たいなら、俺ももう少しそっちに近い格好するように......」
「ちゃうで。エエねんエエねん。航生くんとおって、俺の顔幸せで優しなってもうてるからな、もうあんなトゲトゲした服似合えへんねんって」
「あ、あの...じゃあ、もっとフワフワで幸せに見えるように...今度パイル地のパーカー、買いませんか...色違いで......」
「それって...ペアルック?」
「......はい」
「わーーーっ、止め止め! 何を照れながらペアルックの約束とかしてんだよ、バカ! 聞いてる方が恥ずかしいっつうの」
「でも、慎吾さんにもフワフワ似合うと思うから......」
「今度色違い着てエクスプレス出ちゃう?」
「勝手にしてくれ~。この二人の勢いすごすぎて、誰も止められないわ」
「とりあえずあたさん、好きな服ってこんな感じみたい。結局あそこのバカップルがノロケて終わってごめんね」
「じゃあ、もう少し時間いけるらしいんで、次の質問いってみましょうか」
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