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ワンワン対談だワン1

「はい、どうも~。みっちゃんで~す」 「航生…です」 「緊張しない、緊張しない。でもまあ、俺ら二人だけでカメラの前にいるのって珍しいっちゃ珍しいか?」 「めちゃめちゃレアでしょ」 「んでもほら、カメラっつったってあれだ、固定と自撮りだけでカメラマン無しだけどな」 「もう一つの方、撮影してますからね…実は俺、結構向こうの出来が楽しみなんです」 「はぁ? なんで? まあ撮影があの人でモデルがあの二人って段階で、とんでもない物になるだろうなぁとは思うけど」 「だからじゃないですか! 俺と一緒の時とはまた違う顔見せるんだろうなぁなんて考えたら、少しワクワクしちゃって」 「変なヤツ~。そこはほら、『俺の知らない顔を他の人間の前で見せるなんて嫌だ!』って思うとこじゃないの?」 「女優さんを感じさせまくってる恋人見ながら『さすが俺の勇輝だわ~』なんて喜んでる変人に言われたくないですけど? まあ、他の人だったらたぶん『俺だけが一番イイ顔知ってるし、それよりイイ顔なんて絶対見させるわけにはいかない!』って思うんでしょうけど…そこはね、相手が勇輝さんだから」 「勇輝だったらどんな顔させてもいいの?」 「そういうわけじゃないんですけど…えぇぇぇ? なんて言ったらいいのかなぁ…勇輝さんは、たぶん仕事で見せてる普段通りのイヤらしい顔…」 「セクシーな顔!」 「はいはい、だからぁ、勇輝さんは普段通りのセクシーな顔だと思うんです。でも慎吾さんは、きっと俺と出会う前の…ビデオにも出てない頃の、ひたすら勇輝さんを追いかけてた当時の表情になるんじゃないかなぁって。その顔は、俺がどんなに愛してもどんなに大切にしても見られる顔じゃないでしょ? だからそんな新しい顔が見られるの、すごく楽しみで」 「ヤキモチは妬かないんだ?」 「だってぇ、その頃の二人にヤキモチ妬いても仕方ないですもん。武蔵さんだったらヤキモチというか、『俺の方がいい顔させられる』って対抗心出てきちゃうかもしれませんけど。みっちゃんこそ、誰が相手でもヤキモチ妬かないくせに」 「そうでもないよ。俺、お前の存在だけは初めて穏やかでいられなくなったし」 「俺ですよ?」 「お前だからだろ。てか、知ってるだろうよ…うちがリバになったきっかけは、マジでお前だからな」 「ちょっ、俺が悪いみたいに言わないでくださいよぉ」 「悪くはない、悪くはない。勇輝に抱かれた事後悔もしてないし。いや、ほんとマジでアイツのセックスすごいのな」 「俺、みっちゃんに抱かれた事は無いですけど、たぶん勇輝さんがここにいたら『お前に言われたくないわ!』って言ってると思いますよ」 「安心しろ、俺もお前を抱く気は無い」 「当たり前です!」 「いや、でもな? お前は勇輝の抱いてる顔も抱かれてる顔も知ってる貴重な人間なわけじゃない? だったらわかるだろうよ…アイツが抱く側に回った時のオスの顔、ほんとエロいのな」 「セクシーなんでしょ?」 「ん? あ、前言撤回。アイツはエロいしイヤらしい。セクシーなんてもんじゃない。下半身直撃」 「みっちゃんもですけどね」 「ば~か、俺みたいなのをセクシーっつうの。爽やかさの中に漂う大人の色気?」 「俺、もう中身知っちゃったからな…エロでバカで横暴なガキ大将。大人に見えないですもん」 「ずいぶんな言い方すんなぁ。そう言うお前こそ、初めて会った頃は俺と勇輝の事が好きで好きで仕方ないって感じで、一生懸命まとわりついてくるでっかい子犬みたいだったくせに。今じゃ立派に発情期で反抗期のワンコになりやがって」 「年中発情期の超大型ワンコには言われたくないですってば!」 「だーかーらー、お前も年中発情期だろうよ」 「はい」 「うわ、あっさり認めた~」 「そもそも自分には性欲なんて無いと思ってたのに、毎日してても足りないくらいですもん、認めざるを得ないです。あーあ…なんで1日って24時間しか無いんでしょうね……」 「はぁ? んじゃ1日36時間とかあったら満足なのかよ」 「満足かどうかはわかりませんけど、とりあえずあと12時間はイチャイチャできるようになりますよね」 「慎吾くん、逃げてーっ! ヤリ殺されるぞーっ!」 「勇輝さんにほぼ24時間突っ込んだまんまだったくせに」 「昔な。それに24時間はさすがに無理」 「何時間ならいいんですか?」 「突っ込んだままならさすがに3時間くらいが限界じゃね? ほら、色々生理現象もあるし」 「それが無ければいけるんだ…」 「完勃ちとはいかなくても、勇輝といれば24時間半勃起くらいは維持できるだろうし、射精さえしなきゃ入れとくくらいは問題ないだろ」 「入れたら動かしたくなるじゃないですか」 「お子ちゃまだなぁ。動かさなくても気持ちよくて満足できるようになるんだよ」 「ただの遅漏じゃないですか」 「フフン、お前はまだまだだな。射精しなくても、射精したときの快感を脳内で作れるようになるんだよ、俺くらいになったら。射精並みに快感はあるのに本当の射精はしてないから、チンコは勃起したまんま…エンドレスセックスも可能だろ?」 「どこかに優秀なお医者様はいませんか~? ちょっと妄想が酷すぎて何言ってるのかわからない人がいま~す」 「失敬な。マジでそこまでできるようになるんだっつうの。イキたくなったら意識だけ絶頂させて射精はしないように…」 「お医者様~」 「あー、わかったわかった。お前、今度現場で黒川さんて肉体派の男優さんと合う機会があったら聞いてみ? 俺も元々は黒川さんにコツ教えてもらったから」 「………信じてませんけど…それできるようになったら、もっと長い時間慎吾さんと繋がってられますか?」 「お前、それでなくても回数多いくせに、その上イカないとか…慎吾くん、マジでヤリ殺す気かよ」 「さすがにずっと繋がってられるなら1回で満足しますよぉ…たぶん」 「やっぱり慎吾くん、逃げてーーーっ!」

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