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ドキドキワクワク、夜のクエスチョンタイム【3】

「そしたら俺の引いた質問は...はい、これっ! 『ちは』さんからの質問で~す。おっと...これ、すごいなぁ。ちょっとド直球やで、みんな覚悟してな」 「え~!? なんだよぉ、怖ぇなぁ」 「いくで、『みんなの好きな体位はなんですか?』 以上!」 「おう、確かに直球だな」 「いやぁ、さすが夜って感じすんねぇ...で、これは仕事の時の事じゃないよな?」 「ここでそんなん聞いた所で、誰が喜ぶねん。ちなみに勇輝くんがビデオの時に好きな体位は?」 「あのね、女の子の腰がちゃんと括れてるように見えて、さらにちょっとオッパイのたわわな感じも強調できるんで、横向きの寝バック。背面側位ってやつ?」 「はいはい、なるほどね...ってバカッ! 誰もそんなん興味ないわ! さ、誰から話そうか?」 「そっち、顔真っ赤にしてる奴いるから、俺からいこうか。お前、ちゃんと答えられるように考えとけよ。俺はねぇ...バックだな」 「理由あり?」 「まあ、入れちゃえばとりあえず両手が自由ってのは大きいかなぁ。ほら、前とか乳首とか、動きながらでも触ってあげられるし。あとさ、結構気持ち良くなってきたタイミングで動くの止めて『自分で気持ち良くなってみ?』って言った時に、ちょっと泣きそうな顔しながらももっと気持ちよくなりたくて一生懸命腰振ってるのとか、最高に興奮する」 「出たよ、ドS発言......」 「そう? 俺の動きや言葉で相手がどんどんイヤらしくなっていくってのは最高に幸せだと思うんだけどなぁ。あ、あとは何よりねぇ、バックだと勇輝のこのすんげえ綺麗な背中が見えるじゃない。俺が激しめに動くと背中の筋肉にキュッて力が入ってさ、そこにしっとり汗が浮かんでさ、ほんと色っぽいの。だからバックかなぁ......」 「勇輝くんは?」 「俺もバックは結構好きなんだけど...対面座位が一番好きかも」 「あ、そうなん? なんかちょっと意外。対面の座位って、あんまりガンガン激しくは動かれへんやん? それなら逆に背面座位のが激しいて好きかと思ってた」 「いや、背面座位は逆に嫌い。それわかってるから充彦もほとんどしないけどね。べったり体が密着してる分、普通のバックと違って振り返ったりしにくいじゃない。充彦の顔とか見辛いんだもん」 「顔見てたいんや?」 「そう。俺抱いてるときのイヤらしくて男っぽい顔見てたい。どんどん興奮していく息遣いも感じてたい。だから対面が好きってのもある」 「他も理由あんの?」 「...あのさ、充彦のアレってほんとでかいの」 「そうなん?」 「マジでデカイです...ってか、重そうに見えるくらい長い」 「あ、航生くんは何回か仕事でもプライベートでも見てるんか」 「いや、そこは軽めにスルーしてください......」 「だからさ、人並み外れてデカイから、座位になるとあり得ない場所まで届いてる感じがするわけよ。内臓まで全部が充彦ので貫かれてるって。動かなくてもさ、こう...しっかり抱き合って、見つめ合って、んでずっとチュッチュしてんじゃん? そしたらもう、身体中が少しずつ溶けて、混ざり合って、だんだん充彦と一つになっていってるような錯覚に陥ってさ、最高に幸せで気持ちよくなる」 「時間ある時は、1時間くらい繋がったまんまでユラユラしてる事あるもんね。勇輝その間に何回かイッちゃうから、確かにドロドロに溶けてるかもしんない」 「1時間はすごいなぁ...そんな長い時間突っ込まれたままとか、体大変なんちゃうん?」 「次の日が休みじゃないと無理。ケツもおかしくなるけど、とにかくイキっぱなしになるから、体全部おかしくなるし疲労が半端じゃない。充彦も勃ちっぱなしでイけないの大変だろ?」 「いや、それそこ射精する為の動きにもっていくわけじゃないから、体力的にはそう辛くもないよ。萎えそうになっても勇輝がイくたびに俺のをギュッて締め付けるからほっといても元気になるし。まあ、その締め付けが良すぎて俺も出そうになるけど、そこはほら...プロの意地?」 「俺だと瞬殺の予感です」 「それはそれで、連続で頑張りゃいいだけだろ。てか、お前も我慢しろよ、それくらい」 「1時間も慎吾さんの中で我慢するなんて不可能ですよぉ。連続は問題ないですけど」 「そしたら今度1回試してみようか? せえけど勇輝くん、それほんまに好きなんや...今思い出してるだけで、顔が仕事用やなくなってる」 「......好きだな、うん。充彦がずっと俺の中にいるってだけでほんとに幸せだから」 「そっちは? 航生まだちょっと考えてるみたいだし、先に慎吾くん言ってあげなよ」 「今まで一回しかしたこと無いんやけど...玄関先での立バックは泣きそうなくらい燃えたかも。元々は、立ちバックってちょっと苦しいくらい奥に当たるから苦手やってんけど......」 「立ちバックはともかく、『玄関先』ってなんだよ? それはすでに体位じゃなくてシチュエーションだろうが」 「てか、玄関で何やってんの...ほんと航生って、時々野獣だな」 「いや、それは俺が悪かってん。撮影終わって、その日の相手役やった人と飲みにいってもうてさ...んで、その相手に無理矢理酒勧められて俺、酔うてもうたんよ。直前に航生くんに連絡ついて、なんとかホテル連れ込まれる直前で助けてもらえてんけど、俺が約束破った事に航生くんが怒ってもうて。その相手の香水の匂いが俺の首筋に残ってたんが余計に腹立ったみたいで、部屋に帰った途端その場で...ね?」 「鬼だな、航生」 「酔っぱらい相手に、玄関でいきなり立ちバックとか...なかなかの極悪っぷり」 「だって! それでなくても元々淫乱キャラで有名だったし、ちょっと誘えば簡単に乗ってくると思ってる人も多くて。おまけに酒弱い上に、飲むと人との距離感がおかしくなるから、俺のいないとこでは飲んじゃダメだって約束してたのにまんまと飲まされちゃうし...案の定、ホテル連れ込まれそうになるし...あんまりにも無防備で、俺の言葉をどんだけ軽く思ってるんだって腹が立っちゃって......」 「ごめんな、航生くん。もうあんなことせえへんで」 「俺こそひどい事して...ほんとにごめんなさい」 「いや、あれはひどい事と思ってないから。ちょっと怒ってて、普段には無いくらい激しくて、めっちゃ気持ち良かってん。航生くんとやったら立ちバック最高! やっぱり相性って大事やなぁ」 「つかお前、淫乱キャラじゃなくて、本気で淫乱じゃね?」 「え~っ? そんなん今更。航生くん相手やったら何やっても気持ちエエから、なんぼでもイヤらしいなれるよ」 「はいはい、結局最後はノロケなわけね。んじゃラスト、航生は?」 「あ、あの...俺はやっぱり...正常位が......」 「なんで? 慎吾とかだったらさ、上になってもガンガン勝手に腰振ってて気持ちいいんじゃないの?」 「バックも騎乗位も、確かに気持ちいいんですけど...えっと...勘違いとか、笑いませんか?」 「それは話による。いいから話せ」 「......はい。あのですね、バックも騎乗位も、慎吾さんある程度自由に動けちゃうじゃないですか? 気持ち良くなり過ぎるのが嫌なんだと思うんですけど、自分で微妙にポイントずらして、あんまりのめり込まないようにしてるように見えるんです」 「ああ、それは...あれか。俺らが前に教えたヤツ?」 「そうです、そうです。たぶん意識してではないと思うんですけど、どっか『自分が主導権を握ってたい』みたいな所を感じちゃって。勿論、主導権は慎吾さんが持ってていいんですけど、俺はとにかく気持ち良くなって欲しいんですね。いらない事はなんにも考えないで、ただ俺をひたすら感じて欲しいんです」 「そんで...正常位なの?」 「はい。普通にこう...挿入してても、やっぱり慎吾さん少しだけ俺とのタイミングを外そうとするし、奥の方をガンガン突いてるとちょっとずつ逃げるみたいに上にずり上がっていっちゃうんです。だから...あのぉ...こう...俺の体全部使って押さえ付けて、んで目一杯抱き締めて逃げられないようにしてからガンガン攻めるとですね...えっと...ようやく素直に感じてくれるようになるというか...もっともっと俺を求めてくれるようになるというか......」 「ほれ、珍しく顔赤くしてる慎吾くん? 心当たりは?」 「いや、まあ...別に気持ち良くなんのから逃げてるつもりも、主導権を握ろうとしてるつもりも無いんやけど...でも、苦しいくらい抱き締められて、壊れるってくらい奥の方ガンガンに攻められたら、もうその後はワケわからんようになってるかもしれん」 「嫌なの?」 「嫌ちゃうよ~。気持ち良うになりすぎんのがやっぱりどっか怖いんかな...そこまでやってもらわんと、確かにセックスにのめり込むとかはできへんかもしれん」 「まあ、俺もわからなくはないかな...快感に溺れ過ぎるのって、やっぱちょっと怖いんだよね。みっともない姿見せるんじゃないかとか、これ以上気持ちいいなんて考えられないとか...こんなに自分を気持ち良くしてくれる人がいきなりいなくなったらどうしようとか...な?」 「そうなんかなぁ...俺、まだ怖いんかな? 航生くんを信じてないとかちゃうで?」 「本能じゃね? まだ航生に抱かれて知ったほんとの快感に、体が慣れてないんだよ...たぶんな」 「なんか、ごめんな...航生くん」 「何も悪くないですよ? ちゃんと俺の腕の中で気持ち良くなってくれてるんですし。慣れてないなら、これから慣れていけばいいだけの話です...時間はいくらでもありますから」 「ということで『ちは』さん、俺らそれぞれの好きな体位、こんな感じで~す」 「でもね、俺は勇輝とできるなら結局どんな体位でも好きよ」 「まあ、全員そこは同じなんじゃない?」 「とりあえず航生は隠れSどころか隠れ鬼畜って事は判明したな」 「......ひ、否定したいけどできない...」 「はいはい、じゃあ次はお前だぞ。航生、質問引いて」

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