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「ふ、んん~っ……」 「大丈夫大丈夫。怖くないから」  やっと腕の中で落ち着いた俺の首筋にキスを落としながら、ゆっくりと綿棒が入っていく。衝撃的なその光景がまたうっかり視界に入ってしまう事が無いように、ぎゅっと目を閉じてひたすら我慢。 「うわ、エロ……」 「どこが! ただグロいだけじゃん!」 「こんなんで“グロい”なんて……世の中には飛び散る肉片で興奮する方々だっているのに」 「ひっ……! 想像しちゃったじゃん馬鹿あっ!」 「はは、千尋本当そっち系弱いよね」  真っ暗な視界の中だから余計鮮明に想像してしまった光景をぶんぶんと振り払いながら、ただ快感を探す事だけに集中する。 「気持ちよくなってきた?」 「全然! だいたいこんなんで気持ちよくなれる訳……っ、あン!」 「喘いじゃったねー」 「今のは違う! 佐伯さんが変な所触るからじゃん!」  萎え初めてきている自身を撫でられて思わず出てしまった声に、佐伯さんが楽しそうに笑う。  またぐちゅぐちゅと音をたてて扱かれ、そのまま快楽に浸ろうとするが、やはり意識は綿棒に向かってしまい、なかなかそちらに集中できない。 「あれ? まだ硬くなんないね。どうした淫乱」 「淫乱って言うな!」 「しょうがないな。甘やかしてあげる」 「……? 甘やかすって……っ、ンっ……!」  くちゅ、顔だけ後ろに向かされて唇が触れる。突然のことに驚いて思わず目を開けてしまい、思いっきり間近な距離で視線が絡む。 「ッ! んんっ、んむ…!」  やばい、目が合った。やばい、なんだろう。なんかよく解んないけど恥ずかしい。  きっと真っ赤になっているであろう頬に手を添えられ、角度を変えながら深く深く舌が絡む。綿棒をいじっていた指は俺の自身に絡み、イイ所だけをゆっくり、優しく撫でていき。 「んむ、っはあ……! んんっ、あッ」 「……ン、」  離れた唇は俺の首筋や耳元に小さなキスを落としていく。甘い。甘い。ビクビクと反応し力が抜けてきた身体を佐伯さんに預け、全身への愛撫に浸っていると、ふと綿棒を動かされ、 「っ! んンッ……!」  さっきまでの不快な違和感とは違う、背筋がぞくぞくと粟立つような快感が、全身を走る。 「気持ちいい?」 「っ……ふ、わかんなっ……」 「こら、嘘つかないの」  耳元でクスクス囁く声が、甘くてくすぐったい。クチュ……、綿棒がゆっくりと尿道を押し広げて進んでいく度にビクビクと身体が揺れ、甘い声が漏れる。 「見て、やらしー……」 「っ、やあ……っ!」  綿棒をギリギリまで飲み込んだソコは、赤く腫れて小さく蜜を零す。さっきまであんなにおぞましかった筈の光景が、今度はなんだかとてもいやらしく、卑猥な物に見えて。 「ふ、ああっ……! っ、ん、!」 「ふふ、やっとスイッチ入った?」 「っ、出したい……! イき、たいっ、」 「いい子だね。これ抜いたらいっぱい出せるから、もうちょっと我慢ね」  甘い甘い佐伯さんの声。また触れてくれた唇が嬉しくて、ぼんやりした頭の中で必死に舌を絡めて吸いつく。  ゆっくり抜かれていく綿棒と一緒にせり上がってくる快感。尿道の壁を擦って進む感覚は、どこか射精時のそれに似ていて、さらに俺を興奮させる。 「っ、あああっ、すご、いいぃっ! あああっ!」 「ふ、可愛い、」 「出る、うっあああ、イっちゃ……んあぁっ!」  びゅくびゅく、びゅく、勢いよく引き抜かれたそれに反応する前に、白濁が佐伯さんの手を汚す。出し切ってもまだじんじんと痺れて、ずっと射精が続いているような感覚。 「……気持ちいい?」 「あああ、きもちっ、佐伯さっ! きもちいいっ…!」 「ふふ、いい子だね」  よく出来ました、そう耳元で囁かれた声と、もう一度重なった唇は、やっぱり甘くて優しかった。

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