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尿道にバイブを突っ込むお仕事の本番*

※尿道責め・小スカ注意 「千尋、準備出来たー?」 「うぅー、やっぱ無理ぃー……」 「よし。じゃあ始めようか」 「お前いい加減ぶん殴るぞ」  今日はとうとう尿道バイブの撮影の日。  尿道拡張週間のおかげでバイブと同じ太さのブジーが入るようになったものの、まだ撮影には不安があった。  だって、俺はまだブジーでイったことがないから。  7mmが入るようになってすぐに撮影の日程が決まって。それから毎日のように練習していたが、ブジーを挿入された自身は射精どころか勃起すらもしない。  こんな状態じゃ作品になんかならない。 「ねえ、やっぱり無理だって。グダグダになっちゃいそう……」 「大丈夫だよ。心配しないで」 「いっつもそればっかりじゃん。失敗作撮って怒られんのは佐伯さんだからね」 「ふふ、了解」  この期に及んでまで脳天気を貫き通す佐伯さん。頬を膨らませながら、衣装を手に取る。  ここまで来たんだ。もうどうにでもなれ。 ―――― 「っ、ン……」  ブジーで練習した通りにするすると尿道を進んでいくバイブ。一切反応しない息子も、やっぱり練習と同じ。  どうしよう……。  バイブの振動にも期待はできない。撮影前にもスイッチを入れて確認してみたけど、初日に感じたものと同じ。ほんの微かな振動だった。あんなの気持ちいい訳がない。  演技、した方がいいのかな……  わざとらしく喘ぎ声でも出してみようかと口を開いた所で、演技でも何でもなくびくんと身体が跳ねる。 「さ、佐伯さん、それ以上は無理だよ?」 「…………」 「佐伯さん……?」  佐伯さんが持つバイブは、もう尿道の奥まで押し進められてきていて。そこには入り口同様に少し突っかかるような部分があり、ブジーでの練習の時もそれ以上進んだことは一度も無い。  だから俺もここが挿入の限界地点だと思っていた。  でも佐伯さんは手を止める様子が無く、少しずつバイブの角度を変えながら先に進もうとしているようで。  首を傾げながらその様子を見ていると、ゆっくりとそこを抜けるバイブ。頭がそれに反応する前に、先端から白濁がどろりと溢れ出した。 「……ッ!?」 「通った。いい子だね」 「待っ……! なに……、」  未知の部分まで深く突き刺さったバイブ。その隙間を抜けて大量に溢れる白濁と、むくむくと勃ち上がり始める自身。  今までとは全く違う光景に恐怖を感じて、佐伯さんの腕をぎゅっと掴む。  カチリ、小さな音がした。 「ひっ、ッ、ああぁぁア゙……!!」  スイッチを入れられて震えだしたバイブに、まるで電気が走ったみたいに身体がビクビクと跳ねる。頭が真っ白になる。 「あぁアっ! やっ、無理ぃ! っアぁぁア! やだやだ! い、っあぁ……ッ、」  無意識に抵抗しようとしていた身体はゆっくりとシーツに押し倒され、耳元で佐伯さんが優しく囁く。 「怖くないよ。大丈夫だから」 「やだあっ! こわい……! っあぁア!! 抜いてぇ……っ!」 「ここね、前立腺。わかる?」 「ぜん……りつ、」  震える声で繰り返せば、佐伯さんがにっこり笑った。  保健の授業は苦手。身体の構造なんて知らないし興味も無かった。だから、いつもケツの穴からいじられている部分がなんでそこにあるのかとか、そもそも前立腺って何なんだとか、疑問は山ほどあった。  とりあえず今わかるのはひとつだけ。  俺、死ぬかもしれない。 「ああぁぁア……っ! やめ、っアぁア! もお無理……っ! むりぃ!!」 「ほら、嫌がるでしょ? だからバイブは本番ぶっつけで使いたかったんだ」 「いッ、っ、あぁア! やっ、あぁ……ッ!」  棒の先をぐりぐりと動かされる度に真っ白になる頭と、意思とは関係なく勝手にビクビク跳ねる身体。  でもバイブが突き刺さったソコから精液が吐き出されることは無く、自身も萎えることは無い。 「っ、あぁア……! 無理むりっ、んんう、アあッ……、っ! あぁンン!」  頭が回らない。身体が何一つ言うことを聞かない、暴力みたいな快感。それでも恐怖からか、無意識に佐伯さんの腕を掴んで止めようとする。 「ッ……! ひっ、あっ、あぁぁあ゙……ッ!」  一瞬遠のく意識は、また次の快感の波に引き寄せられて。  触れても微かにしか感じ取れなかったあの振動が、尿道に入った今は凶器みたいに激しく前立腺を刺激する。 「アッあぁぁア……っ! こわれ、こわれるっ! い、あぁアッ!」 「ふふ、気持ちよくなれていい子だね」 「あぁアっ、あぁン! さえきさっ、ん! あぁあー……ッ!」  見開いた目から涙が零れる。舌を突き出して悲鳴をあげる口から唾液が零れる。  ぐちゃぐちゃに濡れた頬を優しく撫でられる。俺が無意識にギリギリと爪をたてる佐伯さんのその優しい腕は、血で赤く滲んでいた。  でもそんな事構ってられなくて。そんな余裕なくて。ただ泣き叫ぶことしかできなかった。 「やあぁア! ッ、アぁ、むりぃっ! しんじゃう……っ!」 「そうだね。そろそろイこっか」 「ンンっ……! ヒッああぁン! んんぅ……!」  しがみつく俺の手を優しくほどき、傷だらけになった片腕を伸ばしてカメラの位置を調整しながら答える佐伯さん。  その間にも快感の波は何度も俺を襲い、行き場を無くした手でぎゅっとシーツを握りしめた。 「抜くね、」 「ッ、ヒッあっ、あぁあ……ッ!」  スイッチが入ったまま引き抜かれていくバイブ。行き場をなくして身体中を走り回っていた精液がそれと一緒にせり上がってくる感覚に、ぞくぞくと全身が震える。 「っ、あぁッ……! はあッ、んんぅ……、」  アップで撮られたカメラの前でゆっくり抜かれたバイブと、ぱっくりと開いた鈴口からどろどろ溢れて流れ出す精液。  いつもの吐き出すようなスッキリとした射精感は無く、長い長い快感にまた涙が溢れる。それでも快楽の地獄から解放された身体は、ビクビクとけいれんしながらぐったりとシーツに沈む。  疲れからの睡魔に耐えきれず、ゆっくりと目を閉じる。 「…………」  だが、なかなか掛からないカットの声と、足を濡らしていく精液とは違うソレの感覚にやっと気付いて、身体がびくんと跳ねる。 「っ……! な、うそ、っ」 「…………」 「や、だめだめ……ッ、待って……!」  尿意があった訳じゃない。でも力の抜けた身体と散々バイブで弄られたそこはコントロールがきかず。  小さな子どもがそうするみたいに、どうする事も出来ないままじわじわとシーツの染みを広げていく。 「やだ、やだあ……! 見、ないで……!」 「…………」 「ッ……、ひっ、うぅー……っ」  羞恥に顔が真っ赤になって、さっきまでとは違う涙が出てくる。  そんな俺に、佐伯さんは静かにカメラを置いて。 「千尋可愛い! 俺死ねる!」 「ひいぃっ!?」 「可愛い可愛い可愛い! 大好き!」  ガバッと勢いよく覆い被さり、未だ力の抜けた俺の身体をぎゅーぎゅー抱きしめる佐伯さん。  この歳で漏らすなんて自分でもドン引きなのに、恋人の想定外の行動に涙がピタリと止まる。 「今までも何人か漏らす子いたんだけど、興奮したの千尋が初めて! 俺新しい扉開いた気がする! これからは日々のセックスにおもらしプレイを取り入れたいと思います! てか今から抱くね!」 「…………」  尿道プレイ、ダメ、絶対。

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