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第441話※

「っ…」 ビュルルッと飛んだ白濁がエプロンを汚した。 「んぁはっ、はっ、はっ、待っ、やっ…」 イッたナカを休むことなく擦り上げられ、俺は過ぎるほどの快感にガクガクと身体を震わせた。 「じ、んっ、俺、イッて…」 「クッ、締まるッ…」 「あっ、あっ、いやっ、あぁぁっ!」 まだ律動をやめない火宮に、ズンズンとナカを穿たれ、前立腺を責め立てられ、もう気持ちいいのか苦しいのかわからない感覚の中、俺はただただ火宮の上で跳ねる。 「ッ…、翼っ」 きゅぅ、と火宮の眉が切なげに寄り、クッ、と軽く喉元を晒した火宮がピクリと震え、ふわぁっ、と花が綻ぶような柔らかい笑みが見えた。 「あぁぁ、じんー」 好き。 大好き。このイき顔。 幸せそうに、満たされたように、優しく綻んで俺を見つめる双眸。 「ふっ、翼」 心地よい低音で、欲に掠れて、艶っぽく俺を呼ぶ声にゾクゾクする。 「んふっ、んぁぁっ…」 「クッ、また締めて。煽るな、馬鹿者」 「んっ、ぁ。ど、っち、が…」 繋がったまま、そんな壮絶な色気に包まれていたら、冷める熱も冷めなくなる。 「ククッ、もうワンラウンドか?」 「っ!バカ…。っまた大きく…」 ナカで再び力を持った火宮を感じ、ゾクッと身体が震える。 「もっ、無理ですって…」 「そう言いながら、おまえの目は期待と欲情に濡れているぞ」 「あっ、そんなことっ…あぁぁっ!」 ちょっ、まだ息すら整ってないっ。 態勢も整わない中、またもズプッと下から揺さぶられる。 「ふっ、これ、外すか」 「あっ、んっ、お願っ…」 シュルリと解かれたエプロンの紐が、はらりと背中を擽る。 「このまま、入れ替わるぞ」 「ふぇ…?」 パサッと全裸にされた身体がゆらりと揺れ、ぽかんとなったところで、ナカを穿たれたまま、ぐるんと視界が回転した。 「はっ?あぁぁぁっ!」 いやっ!何このたまらない快感。 ぐりっ、とナカを火宮の熱が掻き回し、トスッと背中がソファの座面に触れた。 ジュプジュプと、卑猥な水音を立てながら、ナカをガンガンと穿たれる。 「あっ、あっ、もっ、だっ…」 駄目、限界。 一気に駆け上がった絶頂から、またも真っ逆さまに落っこちる。 「っ!あぁぁっ、あっ、あーっ…」 「クッ、翼っ」 薄まった白濁が腹を濡らしたのを感じた瞬間、火宮の熱もナカで弾けたのが分かった。 「うっ、あっ…」 「ククッ、なんていやらしい…」 「バカ…どこ、見て…」 ずるっと火宮の熱が抜けていき、同時にタラタラと後孔から溢れる液体の感触に気づいたところで、俺の意識は限界だった。

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