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第668話※

「んっ…」 思わず、堪え切れない喘ぎ声が漏れて、俺は慌てて口元を手で覆った。 「ククッ、ほら、堪えてないで、さっさと吐き出せ」 「んむ…んんんんーっ」 喋るなーっ。お願い、お願いだから。 うるりと潤んだ瞳を下方にずらせば、こんもりと盛り上がったスカートが揺れた。 「ククッ、ほら」 ジュルルッ、とわざと音を立てて性器を吸われ、ガクガクと足が震える。 それと連動して、ガタガタッと机が音を立てた。 「っ…」 空き教室。火宮にずるずると連れ込まれた俺は、部屋の片側に寄せられた机に寄り掛かるようにして立たされ、スカートの中に火宮の頭を迎え入れていた。 「んっ、も、やだっ…」 ぷはっ、と口元から離れてしまった手の下から、泣き言が口をつく。 もさりと揺れるスカートの動きが、火宮に吸い上げられる性器とシンクロしているのがもうたまらなかった。 「ひ、みやさっ…」 イク、イク!とその頭を引き剥がそうと必死にもがけば、ククッと喉を鳴らした火宮の舌の動きが激しくなる。 「だ、め、だからっ…」 本当に出るーっ、と切羽詰まった俺に、愉しそうに火宮の頭が揺れた。 「出せばいい」 くぐもった言葉は、俺が吐精するまでこの行為をやめる気がないことをきっぱりと示していて。 「だ、って…」 こんなところで、こんな格好で。 抵抗がありまくりの俺が、往生際悪く抵抗するのさえ、火宮には、愉悦と快楽の一部でしかないようだった。 「ほら」 早く、と言わんばかりに、ジュルルッと吸い上げられる性器がたまらない。 堪える間もなく、びゅくっと白濁が溢れたのが分かった。 「う、っ…」 だから駄目だって言ったのに。 ちゅぅ、と最後の最後まで搾り取るように口をすぼめた火宮が、ゴクリと喉を鳴らしながら、ごそりとスカートの中から顔を出した。 「もっ、本当、なにして…」 「何って、ナニだが?」 「っーー!このエロオヤジっ!」 思わず迸った暴言に、火宮はクックッと喉を鳴らしてスカートを捲り上げてきた。 「ちょっ…」 かろうじて、メンズ物のパンツで許されていたそれの中身だけど。今の今までされていたフェラで、足首にまで下されてしまっているパンツはもうその用途をなさない。 捲られたスカートの中は素肌で、ぬらりと光る性器が露出したのが恥ずかしかった。 「嫌っ…」 「ククッ、仕置だと言っただろう?ほら、持て」 下ろすなよ?とスカートの裾を示されて、俺はカッと頬っぺたを熱くした。 「こんなの…」 「ククッ、ここで、自分でそれを捲り上げ、尻をこちらに突き出せ」 「っ…」 「ん?ほら。どこの誰とも分からない男どもを誘ったその姿で、俺のことも煽ってみせろ」 ニヤリと妖しい笑みを向けられ、俺は握り締めたスカートの裾に、くしゃりと皺を寄せた。 「で、き、ない…」 想像しただけで、顔から火を吹く。 恥ずかしいやら屈辱やらで、とてもそんな格好してみせられるものではない。 フルフルと小さく首を振って、許しを求めて縋るように向けた視線の先で、火宮の口元がニヤリと妖しく吊り上がった。 「ほぉ?ならば…」 っ! キラリと意地悪な色を宿した目が光って、ぐいと踏み付けられたのは俺の足元に溜まった下着だ。 「な、に…っ?」 「ククッ、やらないというのなら、ここでこの下着は取り上げて、おまえは今からラストまで、下着を履かずに過ごさせる」 「っな…!」 まるで足枷のようになってしまっている俺のパンツの真ん中に足を置いたまま、火宮がサディスティックに笑う。 「少し屈めば、おまえがノーパンなのは分かってしまうだろうな。さて、どうする?俺はどちらでも構わないが?」 ニヤリと口角を上げる火宮は、俺の答えなど分かり切っているように俺を追い詰めて愉しんでいる。 選択肢などあってないようなその発言は、やはりさすが、暴れるサークルさんだった。 「っ…や、れば、いいんでしょ!やれば」 どうしたって存在しない選択肢の中、俺が出せる答えはそのただ1つで。 半ばやけになって、バサリとスカートを捲り上げてやれば、スッと足の間で下着を踏んづけていた火宮の足が引かれて行った。 「ククッ、それは抜き取れ」 足が開けない、と下着を示されて、俺はやけになった勢いのまま、足だけを動かしてポイッと下着を蹴り捨てる。 「クッ、ようやく従順になって」 だが遅かったな、と喉を鳴らした火宮がくるりと俺の身体を返し、そのままぐいと背中を押してきて、俺は上半身を机に伏せる形で倒れ込んだ。 「っな…?」 そうなれば、必然的に後ろに突き出すようになってしまった裸のお尻が心許ない。 ふわりと感じた空気にぶるりと足を震わせば、その背後の空気が鋭く揺れた。 パァンッ! 「う、ぁっ?!」 突然、乾いた打擲音とともに、突き出したお尻の右側がビリビリと痺れた。 「えっ?なに…?」 じわりと広がった痛みにパニックになっていれば、再び空気が鋭く揺れて、乾いた音とともに今度は左の膨らみがジンッと痛くなった。 「ククッ、素直にしなかった罰だ」 なるほど。叩かれたのか。 じわりと熱を持った双丘を今度は優しく撫でてくる火宮の言葉に、俺はようやく自分の身に何が起こったのかを理解した。

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