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第148話

「ククッ、女にナンパされた挙句、漏らすなと言われた番号を交換したんだ」 「っ…」 ナンパって…。 火宮にかかればそういう解釈になるわけね。 「覚悟はいいな?」 どうせよくないと言ったところで、何も変わらないんでしょ。 「はい…」 「仕置きは、そうだな。翼に選ばせてやる」 「へっ?」 ニヤリと意地悪く笑いながら、スッとテーブルの上に出された道具が2つ。 どこから出てきた! 「今夜、これをつけて抱かれるか」 性器を縛め、射精を阻むリングを示される。 「明日1日、これを入れっぱなしにして過ごすか」 そう言って示されたのはリモコンタイプのローターだ。 「う…」 本当、分かってはいたが、どちらも選びたくない最悪の2択だ。 「コックリングで空イキ地獄か、ローターで耐久悶絶コースか」 それ、どっちも快楽地獄デスよねー。 思わずハハッと乾いた笑いが漏れた。 「翼」 「はい」 「どちらにする?」 「………」 え、選べない…。 「ククッ、まぁいい。先に風呂に入り、出てくるまでに決めておけ」 「……はい」 それは慈悲か、さらなる嫌がらせか。 悩む時間が増えれば増えるほど、どちらを選べばどんな目に遭うか、想像する時間が長引く。 「選べなければ、両方だ」 「っー!ふ、風呂に入って来ますっ!」 冗談じゃない。 せめて絶対どちらか一方で済まさなければ。 風呂に入ってあれこれ考え、最終的に俺が出した答えは…。

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