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あとがき

 『一七歳の季節』を読んで頂きありがとうございました。  この作品は今年の初めに公募に出した作品です。  何十年も前の古いパソコンを使って書いていたので、一度パソコンが壊れてしまって、どうしようもなくなったのですが、データだけはなんとか戻ってきてくれました。今は、新しいパソコンになり、バックアップも幾つかあるので安心です。  この作品は初めてしっかりと構成をし、最後まで書き上げた小説でした。  祖母の家に行った際にお祭り(作中に出てくるお祭り)に参加し、実際に私自身が踊りを見ていた際に、統が秋夜のことが好きだと自覚するシーンが浮かびました。  それがきっかけで書いた作品です。  初めて公募に投稿した作品でもあり、思い入れのある作品なので、あまり手は加えていません。  なので、当時の拙い文章です。  これを書いた時はまだ登場人物たちと同じくらいの年齢で、あの頃だったから書けたのだと思うのでこのままにしようと思っています。  いつも、小説を書き終えると、「もう続きは書けないな」と思うのですが、しばらく時間が経つと、またふらっとこの子たちが動き出します。  彼らの物語はまだ終わりではありません。これらの話は、彼らの物語のほんの一部の流れでしかないのです。  これからは番外編として細々とした作品をアップしようと思っておりますので、よろしければもう少し統と秋夜にお付き合い頂けましたら嬉しいです。  Twitterでは統や秋夜のイラストもあげているので、よろしければみに来てくださいね。  ありがとうございました。  2021.7 五十嵐咲春

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