「意外とイイ身体してんだね。ウミ、俺のこと抱けんの？」 　生意気にウミを見上げてわざと柄悪く煽ると、グイと頭を掴まれて髪を引かれた。 　わかってんじゃん。少し、乱暴な位がいい──。 「ナツが僕に犯されたいんだろ？」 　冷静な低い声、高圧的に見下ろすウミの表情。 「ウミが突っ込みたいんじゃねーの？　やってみろよ、俺がウミの下で啼くかどうか……」 「そんなエロい下着つけて、涎たらしておいて？　いつまで強がってられるか見物だな」 　薄く笑って俺の頭をウミの怒張しきったモノに押し付ける。 「酷く抱けよ、俺が泣いても止めんな。ウミの童貞チンコの中に溜まってる物全部、俺の中にぶち撒けろ」 　──そういう方がイイんだよ……。自嘲的な呟きはウミのモノを咥えながら腹の中に飲み込んだ。 　俺の尻は客の方に向けられていて、煽るようにわざと突き出して穴を開き中を見せつけた。頭は押さえ付けられてウミの股間に顔を埋めている。 　威勢はいいがさすが童貞。あっという間にガチガチにした先端から涎が垂れて、わざと歯を当てて気を削がせる。 「っ……」 　そんなに早くイクなって、俺の準備が間に合わねーよ。グチュとわざと音を立てて、後ろに突っ込んだ指をかき混ぜて準備をする。 　着替えの前に中までしっかり洗われてたっぷりとローションを仕込まれたソコは女の様に濡れているはずだ。女がどんなかは知らねーんだけど……。 　ウミのソレから口を外すと、主導権を取りたそうなウミを制してまたがり、挑発的に上半身を逸らしてウミを見下ろす。 「入れたい？」 　そう聞きながら後ろに回した手で着たままのシャツを手繰り上げて、手と尻の谷間でウミのモノを挟んで緩く腰を動かしてやる。 「っぁ……」 　眉間にしわを寄せてウミが呻いた。俺の尻かウミのモノかどちらかわからないぬめりで滑るそれは、ピクリと動いて快感を伝えている。 「なぁ、ウミ、入れてーの？　俺ん中、熱くて柔らかくてキツくて、最高に気持ちいいよ。入れる？」 　下からウミが腰を揺らして「入れたい」と伝えるが、俺は許さずに言葉をねだる。 「入れたいって言えよ。『ナツの中でイキたい』ってお願いしてみな」